

「風鈴」
いい音なんだが、
風が無い。
畳の上の水練(たたみのうえのすいれん):
理論や方法を知っているだけで、実際の役には立たないことのたとえ。畳の上で水泳の練習をしても、実地の練習をしていないため、水の中に入ってみれば何の役にも立たないことから。
注:
節約を心掛けているとはいえ、生活にうるおいは欲しいものである。夏の暑さは避けられないが、暑さを阻む提案は、巷にあふれている。そんなとき、お値打ちで“南部鉄”の風鈴を発見。お買い上げの後、窓辺に吊るしてみたものの、待てど暮らせど鳴りはしない。どんなにいい音色であろうとも、風が無ければ、その魅力は発揮されないのである。とはいえ、風鈴をうちわで扇ぐような真似は、風流のかけらも無いしなあ、風を待ち続けるしかないな…という、夏へのあきらめの境地。