

「月下美人」
はかないから、
更にせつない。
美人薄命(びじんはくめい):
容姿が美しく生まれついた人はとかく不運であったり、短命であったりすること。美しい女性は、病弱であったり、数奇な運命にもてあそばれたりして、 短命であったり不幸であったりする人が多い、ということ。
注:
弁護士や医者にも、それぞれ専門があり、得手不得手な分野があるように、カメラ好きにも得手不得手な被写体があるものである。梅雨の雨が降りしきる中、一夜限りの花として知られている“月下美人(げっかびじん)”が咲き誇った。雨ざらしでは花が弱るので、軒下に移し、朝昼晩と撮影し続けたものの、図鑑のような写真しか写せない。「手に入らないものを手に入れよう」とジタバタせず、「手に入らないものとして鑑賞する」ほうが、優雅で有意義なはずである。本当に美しいのは“写真”ではなく“実物”だもんね、…という、ビンボーな心持ちへの反省。
※月下美人(げっかびじん)…メキシコの熱帯雨林地帯を原産地とするサボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物。夏から秋に数回白い大輪の花を咲かせる。夕方から開き始め,9時過ぎに満開になり,夜半を過ぎるとしぼみ始め,翌朝には完全にしぼんでしまう。花言葉は「はかない美」。