

「虚偽表示」
偽装ではないが、
期待が外れたなあ。
天知る、地知る、我知る、人知る(てんしる、ちしる、われしる、ひとしる):
悪事や不正は必ず発覚するものだというたとえ。誰も知る者がおらず、二人だけの秘密にしようと思っても、天地の神々も知り、自分も相手も知っているのだから、不正は必ず露見するものだということ。
注:
暦だけでなく、気候も春らしくなってくると、八百屋の商品も変わって来るものである。冬は根野菜や、鍋物を想像させる野菜ばかりだったが、タラの芽やふきのとうなどの春の野草とともに、“地物(じもの)”と表示された野菜が並ぶ。ところが、平日の曇天では店先も閑散とし、ヒマな店長との話しがはずむ。「“地物”は“地物”なんだけど、“ハウス”なんだよ。この時季にトマトは採れないよ。“路地物”じゃないんだよね。」なるほど、言われてみれば、そのとおり。トマトは夏野菜だ。「地物=路地物」と思い込んでいたが、違うのだ。そういえば田舎の道路沿いはビニールハウスが並んでたな、…と言われて揺れる、我が庶民感情。
※ 地物(じもの)…その土地で産したもの。
※ 路地物(ろじもの)…露天の畑(=露地)で栽培されたもの。
※ ハウス…温室やビニールハウスなどで栽培されたもの。