

「ゆっくり」
アナウンサーやタレントと違って、
素直な朗読っぷりがイイよね。
音吐朗朗(おんとろうろう):
音声がさわやかで豊かなさま。「音吐」は声の出し方、主に詩吟(しぎん)や文章の朗読をするときの声をいう。「朗朗」は、ほがらかの意。声が澄みよくとおるさま。
注:
話の内容に興味はあっても、話す人の言葉づかい、声やスピードによって、聴いていられないときがある。話すことが本業のニュース・キャスターやコメンテーターであっても、好き嫌いが分かれるものだ。ましてや、本の朗読や、怪談の語りなど、好みでなければ聴くのは苦痛だ。そんなとき出会ったのが、読み上げソフト“ゆっくり”。読み間違いもあるとはいえ、感情を交えず、呼吸も乱れず、淡々と読み上げる行為は、内容に集中することができる。もしかして、日常の会話も、感情的にならずに話したほうが、相手に聴いてもらえるかもしれない。聴いてもらうための工夫は、声を張り上げる以外にもあるのだな、…という予想外の学び。