

「もしも」
このまま死んだら、
この部屋のありさまが晒されるのか。
朝に紅顔ありて夕べに白骨となる:
朝血色よく元気にしていた若者も、夕方には死んで白骨なるの意。人の命のはなさいこと、この世の無常なことをたとえ、後世を頼みとすることの教えとする。
注:
孤独死を悲観的なニュースで目にすることがあるが、いくつになっても自律した生活を送っていた事実は素晴らしいことである。それに、一人暮らしだろうが、家族世帯であろうが、亡くなった後のありさまというのは、プライベートな“日常の油断”がつきものであり、ちょっと恥ずかしいのは同様である。いつなんどき、どのように死に遭遇するかわからないのだから、少しは身辺整理に心がけよう、という戒め。