昔。
小さい時、夏の盛りに見た雲。
湧き上がる様なその雲は、大きくて真っ白に輝いてた。
その大きさ故に、空をはみ出すんじゃない?!って感じた位だったよ。
モコモコ、モコモコと…。
その白さは雪の白さ。
雪の振った翌日、晴れ渡る空。
陽射しを反射して輝く雪の様。ゆって見れば、絶対的な白。
積乱雲は圧倒的な迫力で空に君臨する。
その君臨した証が眩い程の絶対的な白さ。
空を眺めてて思うのは、空の大きさ。
当たり前だけど。
例えると、澄み渡る空を写真に撮ろうとしても難しいって思うんだ。
ファインダー越しに、その空のどこをどう切り取ったところで、今眼前で見てる空を、正確に切り取る事が出来ないって思うの。
空の迫力。存在感を余すところなく切り取った画を僕は知らない。
そんな途方もない空に、視覚的に大きく影響を及ばす入道雲ってすごいなって思うんだ。