朝、お昼、夕暮れ、宵。
同じ場所に居て、同じ景色を眺めたって、その時その時で全く違うね。
当たり前って言ってしまえば、それまでのことだけれど、不思議と思えたらちょっと楽しい。
刻々と流れ行く時、変わり行く光。
気圧やその配置。
生き物の活動パターン。
引力。
様々な事柄が相互に結び付いてたりして。
複合的な変化を見せて。
一日中防波堤に座って、明け方の海から一日のお終いの海までを眺めたら、海の色は勿論、空の色も、風、音、匂い、生き物の動きまで。
同じ事は何一つないはず。
それが一年間365日演じられるんだ。
うん。
細かなとこまで観察しなくってもいいんだ。
空の色や雲行き、潮位変化や光の加減。とか。
感じて目を閉じて、想像すればほら、ちゃんと地球に包まれているって思える。
この星の一部なんだって感じられる。
それは自分の中に星を、銀河を抱いているのと同じなのかも知れない。