アニメ「「SPY×FAMILY」Season2 の感想です。
今まで感想を投稿していなかったのは、、30話を見た時点で「続き物だ」と分かったので、全て終わってから投稿しようと思ったからなんです。
よもや、こんなに長いお話とは思わなかった。(コミックス未読)
しかも、メインはヨルさん。
ロイドさんとアーニャは、9割方「楽しい親子コント」を繰り広げておりました。
全話まとめて感想を…と思って書いていたのですが、年末年始忙殺され、まとめて感想するには内容濃すぎる。
結局1話ずつ書いていたので、いつも通りの感想を投下することにしました。
33話:船上の交響曲(シンフォニー)/姉のハーブティー
花火ショー開催のアナウンスが流れる中、ヨルさん一行は会場と反対側にあるデッキ後方の第3貨物室へ。
でも、殺し屋を仕切っている男に見つけれれちゃった。
船内を移動するも、あちこちで待ち受けている殺し屋たちに、一旦甲板に出ることにします。
ドアを開けた途端、花火がドーン!!
この演出好き。
赤ちゃんを抱いた女性を抱えて、甲板上部へ軽々ジャンプ。
とてつっもない脚力を披露するヨルさん。
しかし、そこには殺し屋たちが待ち受けていた。
プロを欺く、プロの集団に取り囲まれ万事休す。
しかし、そこへ部長さんの応援が。
ライフルにサイレンサーつけてるのか、それとも花火の破裂音居合わせているのか、ばたばた倒れる殺し屋たち。
それでも、わらわら湧いて出てくる殺し屋たち。
一体何人いるの?
部長さんが跳弾で教えたハッチの下にグレイ一家を誘導するものの、ヨルさんは敵に阻まれ動けず、オルカさんに別の殺し屋の銃口が!
体を葉って守った舎弟くん偉いぞ。
3人の安全を確保したら、ヨルさんの本領発揮。
打ちあがる花火の音と光と共に、殺しの交響曲を奏でます。
かなりスプラッターな戦闘シーンなんだけれど、花火をバックにシルエットだけの表現なので、むしろ美しく感じる。
甲板に飛び散った血液を、デッキブラシできれいにする部長さんがコミカル。
しかし、敵を前にすると超クール。
この落差が凄い。
アーニャが夜空に輝く花火、市役所の同僚がスロットやルーレットで歓喜絶叫しているとき、ヨルさんと部長さんは、せっせと敵の排除。
その無駄のない動きは、まさにプロフェッショナル。
それにしてもヨルさん、熊が卒倒する毒も、かなり高圧そうな電撃も全く効かない頑丈さ。
大男が血まみれになる打撃で、ちょっと突き指した程度。
マジでコワイし、部長さんが「我々ガーデンの敵ではない」と言い切れるわけだわ。
しかし、敵のリーダーの話術にはまり、背後からサムライ風の男が強襲。
部長さんが倒された!
サムライのくせに背後からダンビラ振るうなんて、格好だけのニセモノね。
だけど、男が振るう長刀にヨルさんは苦戦。
ロイドさんたちのことが頭をかすめ、また、足が重くなったせい。
彼女の強さに、やり合うよりは丸め込んだ方が得と計算したリーダー。
彼の「殺しを飯のタネにする同じ穴の狢」という言葉に「一緒にしないでください」と言い返すものの、自分もお金のために殺しをしていることを再確認してしまうヨルさん。
お国のため?いやいや、そんな御大層な人間じゃない。
では一体何のために?
戦闘中に考えごとをしていたせいで、足元のバランスが・・・
攻撃を共に食らって、壁に叩きつけられたヨルさん。
お目めがお星さまになってるの可愛い。
切っ先を突きつけられ死を覚悟しながらも、オルカさんを殺しに行こうとする男を威嚇するヨルさん。
朦朧とする意識の中で、オルカさんの「ただ静かに暮らしたい」という願望を思い出します。
そして、自分の願いも思い出すのでした。
ただ、ユーリの穏やかな生活を守りたかっただけ。
それは、アーニャやロイドさんについても同じ。
迷いが吹っ切れた彼女は、もう戦う事をやめない!
ヨルさんメッチャ格好いいいいい!
そんな強い姉を持つユーリくんは、「姉さんロス」でダウン。
同僚に頼んだのは、くそマズくて有名なハーブティーでした。
マズすぎて、口に含んだとたん吹き出してしまうその味は、子供の項、熱を出した彼のために姉が作ってくれたハーブティーによく似ていて。。。
ユーリにとってその味は、ヨルさんの深い愛情の思い出なのでした。
うん。とても美しい話なのに、なんでこんなに笑えるんだろう。