「SPY×FAMILY」28話の感想です。
今回は4本立てだと思っていたけれど、実際は2本+ショートショート3本でした。
1本目の「任務と家族」がシリアス展開だったので、「華麗なるボンドマン」との落差が激しくて、1本目見た後のちょっと重たい雰囲気が一気に崩れた!
原作漫画でもこんな塩梅でつないでいるのかしら。
この作品が基本コメディであることを、再確認しました。
任務と家族
ユーリくんが、国家保安局でどんなお仕事をしているのか、よーく解るストーリー。
若いからか、こき使われている感じ。
同僚が凄くイイ人で、上司にユーリを使い過ぎだと訴えたり、2日徹夜している彼に休めと忠告してくれる。
けれど、仕事熱心なユーリは大丈夫と明るく答え、嬉々として任務に没頭。
仕事となると全力スイッチが入るのは、姉のヨルさんと同じ。
さすが、きょうだい。
姉さんと同じ空気を吸っているとか許せないって・・・「売国奴抹殺」を本気で考えている。
そんな彼が監視しているのは、西側に自国を揶揄するフェイクニュースを流している人物。
監視対象がそんなことをしているのは、お金がないがために十分な治療が受けられず、母親が亡くなってしまったことがきっかけ。
今は郵便局に勤務しているけれど、もともとは新聞記者。
政府批判的な記事を書いたために失職したそう。
ていうか、ちゃんと職に就いているのに家賃を滞納しているって、どういうことなんだろう。
給料が安すぎるんだろうか。
もしかして、オスタニアって貧富の差が激しいのかな。
「母さんがいるこの国を良くしたい」という言葉にシンパシーを感じたのか、報告書に記事を投稿している理由をタイプしたものの、それを破り捨てるシーンは、ユーリの心の葛藤が伝わります。
記事のバイヤーとどうやって接触しているのかと思ったら、郵便局員であることを利用して、検閲済みの郵便物に混ぜて普通に郵送していた。
頭いいなあ。
ほとんどノーリスクじゃん。
残念ながら、監視していたユーリにその現場を見られてしまったけど。
郵便物に混ぜようとしている彼に、「入れるなよ」と心で訴えるユーリ。
本心では、彼を家族と引き離したくなかったのでしょう。
しかし、彼は郵便物に封筒を入れてしまった。
出勤のためアパートを出る彼を、建物の前で待つユーリたち秘密警察。
「家族を守りたい」という思いは同じなのに立場が真逆な2人の会話が、オスタニアが抱える闇をあぶりだします。
連行される犯人にユーリがかけた言葉が、彼の権限で出来る最大限の恩情。
傷心をいやすためにフォージャー家を訪れたユーリ。
彼の心を知るのは「チワワ娘」のみ。(笑)
大好きな姉さんに頭を撫でられ、いっきにテンション爆上がりするユーリがカワイイかったなあ。
華麗なるボンドマン
前半パートのちょっと暗めだけれど心にしみるストーリーから一変。
見事なまでのギャグでした。
ボンドマン。
マスクで顔を隠しているのに、敵味方関係なく女性にモテモテ。
敵方の女性を全員口説いて、落としている。
女はべらせて歩く姿に笑える。
女とみると口説く姿は、「諸星あたる」。
女はべらせて歩く姿は「面堂終太郎」。
当然だけど、女同士でいざこざ勃発。
世界中のレディを一人残らず幸せにして見せるとは、大きく出過ぎたものだ。
「サンジ」だってそこまで大風呂敷広げないよ。
そして、全員に派手に振られたのでした。
ボンドマンて、実はこんなアニメだったんだ?
これを見たアーニャは「これがイチャイチャの話。これでベッキーと語れる。大人の階段上った。」と真顔で喜んでる。
かなり、真剣だねお嬢さん。
ロイドさんのツッコミがあまりにも正論すぎて、爆笑してしまった。
子供心partⅠ/partⅡ
アーニャとロイドさんのショートショート。
デパートの遊園地に必ずある、動く動物。
何も遊具のないところでも、これだけはある。
本当に何故か、こどもが乗りたがる。
私も子供のころ乗ったし、私の子供も乗った。
「独裁政府の矯正装置」に失笑。
そして、高い確率っで何回も乗りたがる。
ホントだねえロイドさん。
この子供心、理解不能だわ。
海水浴を所望するアーニャに、プールぐらいならと連れていくロイドさん。
大喜びでプールに入るアーニャがカワイイ。
うん。
プールで失敗しちゃう子いるよね。
子供プールあるある。
でも、心の声を感知してしまうアーニャが、プール2度と行かないというのは納得。
知らない幸せって、あるものだ。
ロイドさんドンマイ。
目覚まし
起床について、アーニャとダミアンの対比。
前回、寝坊してしまったダミアンですが、今回はエミールたちの目覚ましよりも早く起床。
1時間前に起きて予習していた、「この前は、たまたまだ」と言い張る姿がカワイイ。
一方アーニャは…
ロイドさん必死に起こそうと、ガシガシ揺する揺する。
アーニャ、かまわず寝てる寝てる。(笑)
そーか、遅刻も繰り返すとトニトの対象なのか。
そりゃ、必死になって起こすよね。
「トニト製造マシン」な娘の保護者は大変だ。
ロイドさんドンマイ。