「SPY×FAMILY」Season2の第2話(通算27話目)感想です。
今回は、OPなしでいきなり「ボンドの生存戦略」から始まりました。
2本立てだけど、内容が濃いんだなあと期待でワクワク。
2本共も面白かったですが、後半の「ダミアンの野外学習」が個人的に好き。
本編途中でスタッフロールが出てきたときは、EDも無しかと思いましたが、こちらはありました。
スローテンポな曲なので、本編の余韻を楽しめgood。。。
この辺のセンスがとても好き。
タイトル出さずに始められるというのも、このアニメの人気の高さを表しています。
強気だわ~。
ボンドの生存戦略
リビングのソファに寝転んでお昼寝中のボンド。
犬がくつろげる平和な光景って、いいなあ。
だがしかし、飼い主である少女から出た言葉は「怠惰の極み」。
なかなか、辛辣ですねえ。
後ろ姿だから表情見えないけれど、どんな顔しているのか想像ついてしまう。(笑)
お目覚めのボンドは、早々に未来予知。
なんか突然停電するらしい。
しかし、その予知から彼が考え付いたのは、何故か自分が処分れるという妄想。
大切にされて、幸せに暮らしているのに。
ここに引き取られるまでの扱いが本当に酷かったから、幸せがいつか壊れてしまうのではないかと不安になるのかしら。
始末される前に逃走しようと考えたようですが、可愛がってくれているアーニャに別れの挨拶をしていこうという律儀さ。
しかし、宿題で手いっぱいのアーニャは、けんもほろろ。
この回、可愛いお顔のアーニャは写真のみ。
脇に回されると、こんな彼女も描かれるのか。
さらに、フォージャー家には「ヨルさんの手料理」という最凶なトラップがあった。(笑)
ドッグフードを切らしてしまったために、ボンドの餌をあり物で作るというヨルさん。
激マズの餌が給餌される未来しか見えない。
「はは、怖いから逆らったら殺される」
とアーニャに言われ続けているボンドは、何とかヨルさんを怒らせずに美味しいご飯にありつく方法を考えます。
そうそう。
ロイドさんが早く帰ってきてご飯作ってくれれば、いいのよ。
ロイドさんの「仕事」を手伝って、早く帰ってきてもらおうと、家を飛び出し彼を探すことに。
このあたりの、ボンドの奮闘と、感情表現がほのぼのしていて好き。
探すのをあきらめ帰ろうかと考えるものの、ヨルさんに怒られると想像し、また必死に探し出すシーンは思わず笑ってしまう。
ボンドの中で、ヨルさんて「恐怖の対象」でしかないのね。
どんなに天然キャラでも「殺し屋」が本業だから、獣には彼女からにじみ出てくる「何か」が感じられるのかも。
やっとのことでロイドさんの臭いを見つけ、駆け付けた先は、どこかの研究所。
フルメタル・レディの無茶ブリ指令で、情報がほとんどないまま、敵が開発したという「新型自白剤」のサンプルを手に入れるため、潜入というか泥棒しようとしていた。
ロイドさんを手伝うためにやってきたと訴えますが、まあ、分かりませんよね。
ボンドは、先陣を切って建物内へ突入。
人のいないところを上手く選んで先導する姿に、実験に使われた他の動物たちの仇を打とうとしているのかと、感動的深読みをするロイドさんが好き。(笑)
サンプルのある研究室に難なく潜入したものの、研究員たちがすぐに戻ってくることを予知して大慌てのボンド。
ここのドタバタが妙にカワイイ。
目当てのブツのロッカーが分からず焦っていたロイドさんですが、「偽の犯行文」というトラップで、研究員自らありかを教えてもらうことに成功!
そして、鮮やかな力技でサンプル奪取。(要は強盗)
巨大ワンコの飛び蹴りの破壊力に、思わず拍手してしまった。
ともあれ、無事ロイドさんの「仕事」を早く終わらせることに成功したボンドなのでした。
うーん。
生存戦略、なかなか骨が折れるね。
ロイドさん、家族のうち1人に正体バレていること自覚してるかな。
ダミアンの野外学習
休日の寮での一幕。
毎晩遅くまで勉強しているため、起床時の点呼に送れてしまったダミアン。
その罰として、寮の家政婦さんのお手伝いを命じられます。
小学校1年生でも、容赦ない規律の厳しさ。
日本でも、寮で点呼ってあるのかな。
休日も外出したり遊ばず、勉強するというダミアン。
そんな彼を心配する、エミールとユーイン。
ダミアンを手伝うため一緒に罰を受けようと、わざと先生の前でだらしないことをやって見せる姿がカワイイ。
彼らの魂胆見え見えの姿に、「その友情はエレガント」と罰を与えてくれるヘンダーソン先生は素敵な大人。
今回、その「素敵な大人」の1人、生活指導のグリーン先生が初登場です。
この方、隻眼でとても学校の教師という風情じゃないんですが、笑顔がとても優しい。
元軍人さんだそうで、ピクニックにでも行きたそうな顔をしているとダミアンに声をかけます。
それを聞いたヘンダーソン先生が、また気を利かせてダミアンたちにグリーン先生の元での野外学習を申し付けます。
イーデンの先生って、厳しそうにみえて、とても細やかで優しい。
さすが初頭部の担任だけある。
それにしても、敷地内に森や川があるなんて…どれだけデカいんだイーデン校。
えっ、下流に湖まであるの?
ていうか、まるで急流川下りなんですが…安心しろといわれてもとてもデンジャラスな光景。
カヌーに乗せてるの6・7歳児ですよ。
案の定、船から転落するダミアン。
彼を助けようと飛び込むエミールたち。
ここでも、麗しの友情を披露してくれるけど、水深かなり浅かったね。(笑)
焚火を起こして暖を取り、川で自作の竿で魚を釣る。
こんなサバイバル体験ができるなんて、良い子にして映画館に行くよりはるかに充実した休日の過ごし方。
生きた授業を受けられて良かったね。
それでも、勉強をしなきゃと焦るダミアンに、ぼーっと過ごす時間が大事であると諭すグリーン先生。
1年生でも分かる言葉で語りかけてくれる、この先生、私好きかも!
こういう教師がいてくれるから、セレブが安心して子供を預けるんだろう。
水面に星が映る湖の美しさは、目の保養です。
こんな平和できれいな光景見れば、たしかに、何故西側に亡命したがるのか謎だという先生の言葉も頷ける。
自然は、どの国でも美しいのにね。
充実した1日を過ごしたダミアンたち。
でも、やっぱり「野外学習」だけあって、レポート提出は必須なのね。
ダミアン、よっぽど疲れたのか、ステラ獲得した生徒とは思えぬレポートで笑った。
次回は4本立て⁉
ショートショートか。
きっと目まぐるしいだろうな。