「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編 第10話の感想です。

 

鬼殺隊に入ったのは「添い遂げる殿方を探すため」という、他の剣士とは全く違う経緯の蜜璃ちゃん。

 

そう言ってとぼけているだけかと思ったら、本当にそうだったのでびっくりした。

 

無一郎みたいに悲惨な過去じゃないけれど、彼女にとっては深刻な過去。

 

ありのままの自分でいられる場所って、大切ですよね。

 

 

 

鬼も欲しがる上質な肉の塊 

 

 

ムチのようにしなる刀を、自在に操る蜜璃ちゃん。

革製のムチだって扱うの難しそうなのに、刀ですからそれ自体がすごく重そう。

なのに、軽々と扱えるのはものすごい。

 

「あばずれ」と罵られて、目が点になる蜜璃ちゃん。

 

よそ様のお嬢さんにそんな言い方するなんて、自分何様と思っているのかしら。

あ、上弦の鬼様か。

 

「見た目が子供でも許さない」と三日月をバックにした姿は、まるでセーラームーン。(笑)

 

攻撃自体を刀で切れるって、ものすご過ぎる。

 

炭治郎が「ほんげえ!?」と驚きの声を上げるのも頷ける。

 

鬼の速い攻撃にも難なくついてきて、竜を切り刻む蜜璃ちゃん。

憎珀天は、遂に血鬼術発動。

 

広範囲に出現した竜もすべて切り落とし、憎珀天の首に刀を巻き付ける蜜璃ちゃん。

ビビりながらも一瞬で敵の首を狙うなんて、さすが柱。

 

憎珀天が口を開けた。

という事は、超音波攻撃!

こんな至近距離で受けちゃったら、さすがの柱でも…

 

ガックリと膝をつく恋柱。

その姿に、憎珀天は驚愕。

 

どうやら、普通は粉々になるらしい。

全身の筋肉を硬直させて防ぐとは!

 

でも、それは見かけに合わず、蜜璃ちゃんの筋肉の密度が高いからだと気が付きます。

蜜璃ちゃん、鬼が喜ぶ上質なお肉の持ち主でした。

 

蜜璃ちゃんを食べることにした憎珀天。

その拳が彼女の頭を狙う。

大ピンチ!!びっくり

 

 

 

特異体質ゆえの悩み 

 

 

蜜璃ちゃんは、言葉もしゃべれない年のころから凄い力持ち

1歳の時に、四貫(12キロ)の漬物石を頭の上に持ち上げて、肝が据わっていると評判なお母さんを、腰が抜けるほど驚かせます。

この頃は、髪の色普通でしたね。

 

相撲取りがビックリするほどの大食いで、腕相撲で力士を負かすほどの腕力。

3歳か4歳くらいかなあ。

この時は、ピンクと緑の桜餅カラーの髪になってました。

 

大食いで力持ちの娘を、温かく見守る両親。

家庭環境としては最高で、伸び伸びと育った彼女ですが、お年頃になると、自分が他の女の子とは違う事で悩み始めます。

こんなのでお嫁に行けるのだろうかと悩む娘に、ずっと家にいればいいという父親。

愛されてるなあ。

 

蜜璃ちゃんの心配は的中し、人生初のお見合いでボロクソに言われて破談しました。

この見合い相手、ろくな男じゃないね。

こんな奴に、断られたショックは大きかったんだろうな。

 

髪を黒く染め、力が強いことも隠して、しとやかな女の子のふりをしていたら、求婚されるというのもなあ。

蜜璃ちゃんが、この先の人生もずっと嘘をついて生きていくのかと、悩むのは当然。

というか、プロポーズされて「このままでいいのか」と立ち止まったのは正解だと思う。

 

エンディングのアニメで泣きながら走り去る黒髪蜜璃ちゃんの姿は、本当の自分をさらけ出したところ結果なんだろう。

だけど、所詮その男も上辺だけしか見ていなかったわけなんだから、断られて良かった。

 

蜜璃ちゃんが自分らしくいられる場所が鬼殺隊だった。

誰も、彼女を悪く言う人はなく、鬼を倒して感謝される。

好意を持ってくれる異性もいる。

 

彼女にとって、鬼殺隊はとても大切な居場所なんですね。

 

 

自分の責任から逃げるな! 

 

 

気絶した蜜璃ちゃんを助けたのは、炭治郎と禰豆子、そして玄弥。

鬼の拳が振り下ろされる寸前、3人が抱え上げ、憎珀天から逃します。

 

自分のことを「希望の光だ」という炭治郎の言葉に、蜜璃ちゃん感激。

泣きながら刀ふるって、鬼の電撃攻撃を全部切って仲間を助ける恋柱。

その破壊力に、玄弥呆然。(笑)

炭治郎は、カッコいいと感激。(やっぱり感性が常人と違う)

 

本気出すから覚悟しろと鬼を威嚇する蜜璃ちゃんも、あっちには行かせないと啖呵斬る蜜璃ちゃんも、ほれぼれするほどカッコいい。

まさに、格闘ヒロイン。ラブ

その首元には、きれいな模様のあざが。

鬼の文様に似ているという憎珀天の言葉は気になるけど、とてもオシャレでいい感じ。

 

本体の隠れている玉を探す炭治郎たち。

玉というか、団子状態に絡み合った木なんだけれど、刀で切り付けた途端、また竜のように暴れだた。

必死にしがみ付く炭治郎たち。

 

その中で、玄弥が鬼にかぶりついた

なんて丈夫な歯なんだと驚く炭治郎。

 

玄弥は、鬼を食べて鬼の力を得るという特殊能力者だった。

鬼を喰える人間がいたんだ。

 

まあ、鬼だって元は人間だったわけだし…いやいや、深く考えるのは良そう。

玄弥のおかげで、本体を隠していた木が落ちた。

枝のムチで炭治郎を遠ざけようとするのを、禰豆子の爆血とヒノカミカグラで切りますが、またしても逃げ出す半天狗。

 

ここで、炭治郎の「逃げるな!」が!

猗窩座に続き2匹目。

しかも、今回は「責任から逃げるな」と具体的。

 

鬼として多くの人間を喰い、苦しめてきた責任取って首を斬らせろと。(笑)

 

このワード、半天狗は人間だった頃にも言われたようです。

 

どんな過去があったのか知りませんが、鬼になってから多くの人間を苦しめて傷つけてきたことは確かなので、善良な弱者というのは間違いですね。

 

泣きながら逃げ回らる半天狗にキレた玄弥は、大木をメキメキと引き抜き投げつけます。

これが鬼の力か。

凄いなあ。

 

鬼つながりで、禰豆子が蹴りを食らわせようとしたところで、今回終了。

 

え、次週最終回なの?びっくり