「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編 第六話の感想です。

タイトルは「柱になるんじゃないのか!」という事で、これは、炭治郎の玄弥への檄でした。

 

タイトルが分かりやすくていいね。

 

今回のメインは、玄弥でした。

 

何で玄弥があんな姿なのかまだ分かりませんが、容貌が変わっても玄弥は玄弥だったので一安心。

一瞬死を覚悟したときに、不死川兄弟の過去が分かります。

 

 

見かけ鬼だけど中身は玄弥 

 

分裂鬼3体を倒し、残る1体は玄弥が倒したことを確認した炭治郎。

彼に声をかけるものの、彼の様子がまるで鬼のような事に目を見張ります。

 

が、そのすぐそばで、先ほど斬った3体の鬼たちが再生しようとしている。

とりあえず玄弥のことは置いといて、この喜怒哀楽の鬼たちへの攻撃は意味がないことを悟ります。

 

そして、炭治郎の意識は、瓦礫から脱出できずにいる禰豆子の方へ。

彼女を助け出した炭治郎の首を、玄弥が掴みます。

鬼たちが再生しようとしている中、玄弥にまで襲われるのか⁉

 

と心配していたら、鬼のような形相で喚く内容は、炭治郎への対抗意識むき出しの言葉。

あ、良かった。

ちゃんと玄弥だ。

人間の意識は保ってる。

 

「お前より先に柱になってやる!」

 

といいう玄弥に、「そうか、分かった」と、明るい笑顔で答える炭治郎。

 

いやいや、普通なら「なにおぉ。柱になるのはこの俺だあ!」という返しでしょ。

玄弥も当然そう返って来るものと思っているので、そんなこと言って騙しているだろうと突っ込もうとしますが…

一点の曇りのない炭治郎のキラキラしたお目め(笑)

 

玄弥呆然。笑い泣き

 

そうこうしているうちに責怒が復活。

電撃から玄弥を守る炭治郎。

 

主導権は完全に炭治郎に奪われ、炭治郎が5体目の鬼を探すまでの時間稼ぎを、禰豆子と一緒にする事になるのでした。

やはり主人公強し。

 

禰豆子を倒さないように、念押しする辺りもさすが。(笑)

 

 

5体目発見!これが本体? 

 

団扇の風のおかげで硫黄の臭いが薄くなったことで、炭治郎は森の中にいる5体めの鬼の臭いを見つけ出します。

 

低い位置に身を隠しているという鬼を探す玄弥。

 

言葉の通りに上弦の鬼を倒す役を玄弥にさせようと、鬼のいる場所を教える炭治郎。

自分が探した方が早いだろうに。

まじめというか誠実すぎるというか…

 

その炭治郎は、鬼も驚く瀬戸際での爆発的成長を見せ、ほぼ一人で3体の鬼を圧倒。

ジャンプヒーロすぎる成長ですね。

 

炭治郎の「低い」という声に、草むらを見た玄弥は、遂に5体目を発見。

 

「小っさっ!」

 

うん。うん。私もそう思ったよ玄弥。

 

こんな小さな鬼の首を斬るなんて、子供でもできそう。

と安心して見ていいたら、玄弥の刀が折れた!!びっくり

 

さらに背後から襲ってくる責怒の気配に、完全に死を覚悟する玄弥。

兄に、あの時のことを謝りたかったと後悔するでした。

え、何?この回想シーン。ガーン

 

 

不死川兄弟の悲しい過去 

 

後半パートのほとんどは、不死川兄弟の過去でした。

 

例にもれず、貧乏の子だくさん、さらに酒乱の父親は人の恨みを買うような輩で、他人に刺されて亡くなったそう。

 

小柄な母親は、寝る魔も惜しんで働く女性だったそうです。

 

そんな母親が、夜明け近くになっても仕事から帰らない晩。

心配した実弥と玄弥は、兄が母を探しに、弟が下の弟妹たちを守るという事で、実弥が外に出ていきました。

父親が死んだとき、2人で母親と弟たちを守って行くと約束していたのです。

この時の実弥の笑顔が、超優しい。ラブ

 

留守を守る玄弥と弟妹達。

もう夜が明けるという時に、戸口で物音が。

母が帰ってきた喜ぶ弟妹ですが、玄弥は外の気配に異様さを感じます。

玄弥の叫びも虚しく、家の中は凄惨な状態に。

 

戸を破って飛び込んできた獣のようなものを、後から駆け付けた実弥が体当たり突き飛ばす。

玄弥を守り窓から外へ。

玄弥は、とにかく弟たちの命を守ろうと、医者を呼ぶため朝日が昇りだした外へと駆け出すのでした。

 

そこで見た光景は、斬りつけられて地面に倒れ伏す母親、その前に立ちすくむ実弥の姿。

ありえない事の連続にパニックになった玄弥は、兄に向かって「人殺し」と叫んでしまったのでした。

 

鬼に襲われたお母さんが、その血を浴びて鬼になり、子供たちが待つ家に帰ろうという意識だけが残っていて、完全に鬼化した段階が家の前だったんでしょうね。

 

弟たちを守るため鬼と戦った実弥ですが、その鬼が母親だったと知った時のショックはいかばかりか…

あまりに残酷な過去。

 

事情が分かった時の玄弥の後悔の深さをを想うと、胸が苦しくなります。

 

兄と同じ鬼殺隊に入ったものの、己の才能のなさを嘆き、兄に謝ることもできずに死んでいくのだと思っていた玄弥の耳に響く、炭治郎の「あきらめるな!」の声。

 

自分達が守るから、もう一度鬼の首を斬るように促します。

 

ああ、主人公すぎる。

 

 

そんな炭治郎も、不覚にも背中を取られ攻撃を受けたかと思ったんだけれど、玄弥が炭治郎を庇っていた。

今回だけはお前に譲るという言葉に、5体目の首を斬りに行く炭治郎。

鬼を追い詰め、刀を振り下ろしたところで、今回終了という王道のパターン。

 

怒りん坊の玄弥の悲しい過去と、自分では無理だから炭治郎に託すという潔さがカッコいい。

 

それにしても、水の壺に閉じ込められた無一郎は、誰が助けに行くんだろう。

やっぱり、蜜璃ちゃんかな。

 

彼女の活躍は、来週あるのかな。

 

予告前の炭治郎と玄弥の絡みがカワイイ。

どんな強面ですごんでも、友達だよとにっこり笑う姿に「キャプテン翼」の翼くんを思い出してしまうおばさんなのでした。(笑)