アニメ「うる星やつら」2022 16回目の感想です。
今回は、 激闘、父子鷹!!/セーラー服よ、こんにちは!!の2本。
「海が好き!」の藤波親子の登場回です。
竜ちゃんも親父さんも、めっちゃパワフルになって帰ってきた。
特に親父さんが、千葉繁節全開でキャラにマッチ。
思わず、前作も彼だったか確認しちゃったよ。
前作のCVは 安西正弘さんでした。(1回だけ太平透さん)
激闘、父子鷹!!
海へ遊びに来た、あたる・ラムちゃん・面堂・しのぶの4人組。
この4人で、海に遊びに来る率高い。
しかし、もう8月後半。
土用波で遊泳禁止に。
もう海で遊べないのかと落胆する彼らの近くでは、「海のバカ野郎ーっ!」と叫ぶ親子の姿が。
どうやら、海を罵倒したあと、高波から逃げる遊びをしているような・・・
でもねえ、息子の方はどう見ても高校生くらい。
いい年して、何を真剣にやっているんだか。
そのうち、親子は言い争いから乱闘にまで発展。
見かねて仲裁に入ると、放っておけという息子を殴り倒し、父が「よくぞ聞いてくださった!!」とメチャクチャ圧が強い。
これは、話が長くなりそうだと、引き気味の4人。
親子は、「海が好き!」という浜茶屋を営んでいます。
代々の稼業で、父親は跡を継がせたいそう。
が、息子はこの家業を継ぐ意思がなく、それでいつも揉めているんだとか。
彼の言うことには、1年365日同じ浜で営業しいるんだそうで、真冬で雪が吹いて客がいなくても、真夏と同じスタイルで営業するんだとか。
普通、シーズンオフの時は別の仕事してるんじゃないの?
こりゃ、息子が嫌がる訳だわ。
こうして事情を聴いている間も、親子は喧嘩する始末。
家庭の事情に首を突っ込むことではないと、あたると面堂は早々に店を去ります。
が、息子「竜之介」の言葉に、180度方向転換。
実はこの父親、娘に「竜之介」と名付け、男として育てていたのです。
オスカル様のパパみたいな人物だ。(「ベルサイユのばら」)
竜之介が美少女だと気が付いた2人は、いつもの通り彼女の肩に手を置き、甘い言葉をささやききますが、「べたべたすんな!気持ち悪い!」の一言で、殴り倒されました。
すっかりたくましく育ってしまった竜之助。
水着姿のしのぶとラムちゃんを羨ましがります。
スカートもはいたことがないから、セーラー服に憧れるという彼女を、海で頭を冷やせと投げ飛ばす父。
これもある意味セクハラ?
あたるは、彼女をキャッチしようと落下地点に駆け付けますが、竜ちゃんはそんな彼の顔面を踏んで華麗な着地。
それにめげずに、背後から抱きしめるあたるでしたが、これも竜ちゃんに殴り飛ばされます。
そしてまた男の世界を語る父と、それに反発する竜之介との間で始まる「拳での会話」。
4人は顔を見合わせ、その場から立ち去ろうとしますが、まだ父親が食い下がる。
店のおごりという料理を食べている間も、親子喧嘩はヒートアップ。
そして、お互いが放ったパンチで、親子は気絶してしまうのでした。
うーん。見事なクロスカウンター。
倒れている2人に、どうしようかと頭を悩ませる彼らは、ラムちゃんの提案で「2人を喧嘩させないようにする」ことに。
意識を取り戻した竜之介は、自分の姿に驚愕。
父親の仕業かと思えば、父も同じ姿に。
2人は何と、両手両足を鎖で柱につながれていたのです。
手枷、足枷なんて、どこから出したの?
ラムちゃんは、喧嘩せずに冷静に話し合うように訴えますが、頭に血が上りやすい親子には馬の耳に念仏。
枷を無理やり柱から引き離します
物凄いバカ力。
その結果、店の柱4本がへし折られ、浜茶屋は崩壊。
4人は嘆息と共に、その場を去ります。
人気のない浜には、つぶれた店の残骸の上でののしり合い暴れる親子の怒号が響き渡るのでした。
何とかにつける薬はない、というお話でしたね。
セーラー服よ、こんにちは!!
ある朝、登校途中のあたるとラムちゃんは、道端で大暴れしている親子と遭遇。
それは、以前に海岸で出会った藤波親子でした。
なんでも、つぶれた浜茶屋の再建資金を稼ぐため、学校の売店で住み込みで働くことになったのだとか。
その学校とは、友引高校。
学校に到着すると、父は女子制服であるセーラー服を見せ、これが着たければ父の倒せと言い出します。
校庭での騒ぎを聞きつけた温泉マークが注意しますが、お約束通り竜之介に殴り飛ばされ、真剣勝負のゴングが。
着ていた服を脱ぎ棄て上半身裸になる父親、それにつられて竜ちゃんも服を…!
胸はきっちりさらしが巻かれて、谷間すら見えません。😌
でも、女の子らしいキュッと締まったウエストラインがあらわに!!
その姿に興奮したアホ(あたる)が、臨戦態勢の竜ちゃんに「カワイイ♥」としがみ付いた!!
それが仇となり、竜ちゃんは父に殴り倒されてしまったのでした。
ああ…憧れのセーラー服が…(´;ω;`)ウッ…
仕方なく、男子の制服姿で転入の挨拶をする竜ちゃん。
すると、女子が色めき立ちます。
彼女の性別を知っているあたるは、本当は女だと言いますが、それでも女子は「カワイイ」と目が♡状態。
女の子は美しいものに寛容なんだよ。
男装の美少女は、むしろ好物。
その様子に、男子の間では「面堂の時代は終わった」という囁き声が。
ところで、面堂くんの夏制服は、襟だけが白い黒ワイシャツなのね。
ポロシャツ着てるのかと思った。
女子の人気を竜ちゃんが独り占めしている事態を重く見た、面堂・あたる・北斗たちは作戦会議。
竜ちゃんにセーラー服を着させればいいという事で、セーラー服を買うために売店へ。
当然親父さんは、買って竜之介に渡そうというのだろうと、お決まりの「私を倒してからだ」を発動しますが、こいつらがまともに戦う訳がない。
巨大木づちで親父さんを叩きのめし、セーラー服をゲット。
父親を説得して手に入れたのだと、竜ちゃんに渡します。
しかし、彼女はセーラー服にそでを通そうとはしませんでした、
すっかり男らしく育ってしまった竜ちゃんは、セーラ服を着るのにふさわしい「女の子っぽい所作」を身に付けなくてはならないと、考えていたのです。
そんな彼女の目の前に、超ブリっ子の蘭ちゃんが。
彼女の立ち居振る舞いや容姿は、幼い頃憧れた「キラキラした姉ちゃん」そのもの。
彼女から女のらしさを学びたいと、手紙を机の引き出しに忍ばせるのでした。
が、差出人の名前はしっかり男なので、ラブレターと勘違いした蘭ちゃんは、2年4組に偵察に。
そこでラムちゃんに「藤波竜之介」について」尋ねます。
まあまあ、いい感じの男子。
彼からラブレター貰っちゃった、どうしようかなあとラムちゃんに振ると、「竜之介は女の子」と言われ、ラムちゃんが嫉妬して嘘をついていると思います。
そりゃあねえ、ラムちゃんだって本人からそうだと言わななければ、「男の子」だって思ってたしね。
ラムちゃんの嫌がることをするのが楽しみだという蘭ちゃんは、竜之介に「お付き合いすることにしました」と伝えます。
それを見ていたあたるは、2人の交際を阻止しようと、デートを尾行することに。(当然ラムちゃんも一緒)
竜之介は、ランちゃんの女のらしい走り方や、喫茶店でパフェを食べる仕草を研究。
それにしても、パフェ初体験であったか。(笑)
そして、女の子らしいパフェの食べ方動作が、「あしたのジョー」のストレートパンチの繰り出し方みたい。
女の子への道は、厳しいんだなあ。
必死に蘭ちゃんを真似る竜ちゃんの背後から、あたるが。
当然、殴り飛ばされラムちゃんが介抱。
2人の尾行を知った蘭ちゃんに、トイレに呼び出されて怒られれるし、ラムちゃんご苦労様。
公園でボートに乗る2人を、あたるは性懲りもなく追跡します。
蘭ちゃんは、竜ちゃんを男と信じていますからボート上で急接近。
それを見て、あたるが大暴走。
2艘のボートは衝突し4人は池に。
おっと、若干1名無事な人物がいたっちゃ。
ずぶ濡れにされた蘭ちゃんは、ラムちゃんに大激怒。
ベンチでのびているあたるを横目に、セーラー服を着るのにふさわしい女になってみせると、気合いを入れる竜ちゃんなのでした。
現代だったら、いろいろと問題視されそうな設定ですが、あの当時はギャグネタになったんですよね。
おおらかな時代でした。
しみじみ。
次回も竜ちゃん活躍の予感。