アニメ「うる星やつら」2022 11回目の感想です。

うる星の課で私の好きなキャラその2、面堂了子ちゃん登場回。

「性格に難あり」美少女大好きです。

 

今回は、面堂兄妹!!/面倒邸新年怪の2本。

面堂兄妹の魅力満載の2本です。

 

 

  面堂兄妹!!

歳末セールののぼりが立ち並ぶ「友引町商店街」

通勤通学の人が一杯歩いているから、きっとこの先に駅があるんでしょうね。

 

彼らを背後から牛車が。

最近牛車が多いなと、声が上がっていました。

ここ、友引高校の通学路でもあるんですよね。

ついこの間、面堂家の奥様が通ったばかりです。

牛車で移動するなんて、面堂家の人間しかいない。

退屈だとぼやくのは、若い女性の声。

籠から手を出し、ハンカチをはらりと落とします。

それは風に乗って舞い上がり、飛んで行きました。

 

ハンカチは、あたるの顔に「ぺたー」と張り付きます。

移り香から若い女性のものと感知したあたるは、臭いをたどって牛車へ。

獣か?

落とし物を届けに来たと言って牛車を止めます。

あたるを止めようとする黒子を制止し、牛車の中に差し入れるように話す女性。

あたるは、ここぞとばかりに手を握ろうとしますが、牛車から出てきたのは腕の骨。

ビビる彼の前に現れたのは、ガイコツ女。

 

悲鳴を上げて走り去る彼に、牛車の女性はコロコロと倒しそうに笑うのでした。

いい性格してるわ。

 

教室では、牛車に乗ったガイコツ女が話題に。

寝ぼけていたのだろうと一笑する面堂終太郎ですが、なにやら引っかかるものが。

彼の懸念は的中し、昼休みに波乱が。

 

昼休み中の教室に黒子たちが入って来たかと思うと、レッドカーペットを引き始めます。

そこを歩いてやって来るのは、風呂敷包みを持った和服姿の美少女。

まるで大正ロマン。

 

美少女が終太郎の知り合いと分かると、彼女のことを問い詰める男子に、着物姿に憧れのまなざしの女子。

彼女は、終太郎の腕にすがりつき「婚約しておりますの」と爆弾発言。

あっという間に女子取り囲まれ、問い詰められるわ、運ばれるわ・・・

そのすきに彼女とバックレようとしたあたるを引き留めるラムちゃん。

ダーリンのしつけは、妻の務めですものね。

美少女は、あたるがハンカチを届けた人物と分かると、例のガイコツになって見せます。

お面かい。

しかし、悪趣味。

 

女子から解放された終太郎に、「お兄様」と呼びかけ、やっと妹であることを明かします。

妹と知って安心する女子、本当に血がつながっているのかと驚愕する男子。

 

彼女は、終太郎が忘れた弁当を届けに来たのだとか。

しかし、彼の机の上には三段重の弁当が。

いつの話かと尋ねれば、月曜だと答えます。

因みにこの日は金曜日。

つまり、兄が忘れていった弁当を、牛車で4日かけて届けに来たと・・・ガーン

いくら冬とはいえ、中身はとっくに傷んでいます。

しかもおかずは海鮮メイン。

青く色が変わったカニを、兄の口へ運ぼうとする了子ちゃん。爆  笑

当然兄は、満腹だと拒否ります。

箸から零れ落ちる腐ったカニ。

床に落ちて跳ね返る「ぺちゃ~」4回リピート(笑)

 

学校をお休みしてまで届けに来たのに、私がしたことは一体何だとのと、泣きくずれる了子。

何が何でも、腐った弁当を兄に食べさせたいようです。

そこへ、あたるが「僕が食べてあげる」と名乗り出て、事態は別の方向へ。

美人が持ってきたものは腐った弁当でも食べたいのか?

それとも。彼女にいいところを見せたいだけなのか?

この男の行動原理は、理解不能。

 

当然、周りの人間はやめるように忠告しますが、あたるの決意は固い様子。

そこへ、ラムちゃんがあたるの箸を取り上げ、「ウチが食べさせてやるっちゃ」

「ダーリン。あーん。」

と、了子をけん制。

自ら食べようとしていたくせに、ラムちゃんが勧めた途端身を引くとはどういう了見だ、あたる。

 

しかし、その様子が癇に障ったらしく、ラムちゃんを押しのけあたるに弁当を食べさせようとする了子。

最終的に、あたるは腐った弁当の中に顔を埋めることに。

 

諸星に関わるなという終太郎に、お弁当食べてくれなかったくせにと黙れ発言。

どうやら了子ちゃんは、兄が嫌がることをするのがお好きなようで、あたるのことが気に入ったご様子。

調子に乗ったあたるは、終太郎に「お兄様」と呼びかけます。

「貴様に、お兄様などと呼ばれたくないわ!!」

吠える終太郎は、了子の命令で黒子によって掃除用具入れのロッカーに閉じ込められてしまいます。

でたぞ、「うわーん。暗いよ、狭いよ、怖いよー」

この叫び声、初期のころと違って宮野さん流になってる。

メチャクチャ情けなくてかわいい。ラブ

閉所恐怖症で暗所恐怖症と知って笑う男子たちでしたが、これすらも女子の母性本能をくすぐるようです。

男子生徒、どんまい。

 

終太郎の居ぬ間に、2人で盛り上がる了子とあたる。

まあ、盛り上がっているのはあたるで、了子ちゃんは完全に彼をあおって遊んでいるだけ。

ロッカーごと飛びかかって、あたるを押しつぶす終太郎。

揉める2人を背に、退屈しなくて済みそうと喜ぶ了子ちゃんなのでした。

 

小悪魔通り越してるね。

 

 

 

  面倒邸新年怪

 

面堂家の新年会に招待された、あたる達。

門が開く様子が、まるで時代劇の「開門」みたい。

 

終太郎は、招待していないあたるが来たことにむっとします。

彼を招待したのは了子ちゃん。

後から、ラムちゃんとしのぶ、サクラさんが、あでやかな着物姿で登場。

 

あたるは、ラムちゃんが来たことに驚きますが、こっちは終太郎の招待客。

さすが終太郎、女性しか呼ばない。(笑)

そこへ、弁天とお雪さんも加わって、終太郎の部屋のようなものという豪邸へと案内されます。

 

それにしても、動く歩道にエスカレータ。

普通の家にはない装備ですね。

新年会の仕切りは了子ちゃんだそうで、お城の天守閣から拡声器で「今年もよろしくお願いします」と呼びかけます。

 

事情が全く分からないまま、城内に入る一同。

迎えに出た黒服が、元気のいいお友達で…と言っていたのがひっかかるなあと思ってたら、いきなりトラップ発動。

座布団に座ったとたん、あたると弁天が奈落へ。

残った面子もせり出す壁に追われて、廊下に出されてしまいました。

お雪さんが座布団と一緒スーッと移動するのが面白い。

地下に落とされたあたると弁天は、ベルトコンベアでどこかへ運ばれています。

2人きりになったと、弁天にしがみ付くあたる。

これじゃあ、ただの変態じゃん。

あ、そのまんまか。

 

廊下で、あたると弁天を探す終太郎たちに、仕方ないと巨大剣山を乗せたフォークリフトで追い立てる黒服たち。

やることが、大胆過ぎる。

逃げ込んだ部屋では、何者かが「しゃこ」「しゃこ」「しゃこ「」と接近中。

あたると弁天がコンベアで運ばれた先は、元の玄関。

待ち構えていた黒服が、矢印に従って進んでくださいと言うのを無視して、弁天は好きな部屋へ飛び込みます。

そこに待ち構えていたのは、銃を構えた黒服たち。

弁天は、銃から発射された網に捕まり、「失格」となりました。

 

何だ、これ?

 

矢印に従ったあたるが入って部屋は、終太郎たちが追い込まれた部屋。

そこでは、終太郎の祖父が茶の湯でおもてなし中。

と思ったら、痺れ薬入り。

平気なのはラムちゃんだけ。

放電で相手をビリビリ痺れさせるインベーダー女子には無効のようです。

 

廊下の歩く了子につられたあたるは、池に落とされた後どこかへ。

ラムちゃんは別室に連れていかれますが、そこにはサクラさんと何故かレイさんが。

いきなり始まるお餅早食い競争。

ラムちゃん以外は適切な人選だけど、了子ちゃんレイさんの連絡先どうやって知ったの?

ビリのラムちゃんは、ぼよーんとのお城の外へ放り出されました。

 

あたるはあたるで、裃(かみしも)姿にさせられ、袴の裾を黒子に踏まれて笑いものに。

 

しのぶと一緒に移動中の終太郎を待ち構えていたのは、終太郎の父。

つまり、面堂財閥の現当主。

壁のからくりを使って、終太郎を暗い場所へ閉じ込めますが、しのぶと一緒なら平気な終太郎。

それが面白くないのか、しのぶと離れた瞬間を使って再びトラップ発動。

騒ぐ息子を見て喜ぶ父親。

なんじゃ、この光景は。

しかし、この時のしのぶはとてつもなく冷静。

壁のトラップを発動させて、終太郎と父親を入れ替えます。

そして、何事もなかったかのように終太郎と先に進むのでした。

しのぶ、頼もしい。

肝の据わった面を見せてくれました。

もし、終太郎と結ばれたら良い嫁になりそう。

 

終太郎とその友人をまきこんだ、このハチャメチャな新年会。

実は、終太郎以外の家族のリアルすごろく遊び。

超セレブのやることはよくわからん。

何だか終太郎が、まともな人に思えてきた。

 

おじいさんの「お年玉」と「落とし球」をかけたギャグに、「現金と伺っています」と詰め寄るお雪さん強い。笑い泣き

 

連れまわされ引っ掻き回され、ようやく天守閣にたどり着いたのは日暮れ時。

そこでお待ちくださいと言う了子ちゃんがプチっと押したのは、何かの発射ボタン?

彼らのいる座敷を押し破って出現したのは、門松型のロケット。

あたる・ラムちゃん・しのぶ・終太郎を巻き込み空高く上がっていきます。

 

そして大きく破裂したかと思うと「謹賀新年」の文字が。

花火だったのね。

 

浮かび上がる文字に大満足の了子ちゃんなのでした。

 

こういうナンセンスなドタバタコメディ、最近では、とんと見かけなくなりましたね。

 

「謹賀新年」という事で、2023 年もよろしくお願いします。