アスリート部メンバーのブログに、信頼について書かれていたのを見かけた。

そこには、こんなことが書かれていた。

「信頼を置くべき人間は、自分の調子が悪いときでもついてきてくれる人」

これを読んだとき、確かにその通りだなと納得した。

自分の調子が悪いときというのは、体調が悪いときという状態も当てはまるが、

もう少し具体的に言うと、何もかもが上手くいっていないときや、

どん底に落ちたとき、大失敗をしたときなど、

その人の人生においてもっとも低迷しているときに、

「な~んだ、この人はぜんぜんダメだ。」

「もっと自分に刺激を与えてくれると思っていたのに見誤ったな。」

なんてそっぽを向いてしまうような人ではなく、

「お前はまだまだこれからだろ?」

と、自分を鼓舞し付いてきてくれる人というのが、信頼できる人の一つの定義と言えるだろう。


あなたのこれからの人生の中で危機に瀕した人と出会う機会があるかもしれない。

そのときにあなたは、自分も巻き添えを受けたくないと距離を置くのか、

それともまだまだこのくらいじゃ終わらないよね?と相手の尻を叩くのか、

あなたならどちらの立場でいたいだろうか?


どちらも間違いではないし、どちらも正解ではないかもしれないが、

私なら当然後者のほうが信頼できる人間だと思ってしまうし、

よくぞ言ってくれた!

と、感謝するだろうなと想像できる。


しかし、後者の人間というのもよほどお人良しか、楽天家でもなければそんなことを言えないだろう。

それでもそんな人間に出会うことが出来たなら、これほど素晴らしいことはない。

そうそう出会えるものでもないので、もしもそんな奇特な人と出会う機会があれば是非大事にしたほうが徳と言えよう。