ボールパイソン…しかし、その実態は…
昔、動物奇想天外で千石先生が持ってたよーな…そうでないよーな…。
ともかく、そんなボールパイソンをよもや自分が手にすることになろうとは、幼少の頃は微塵も思わなかったわけで…
この子との馴れ初めは物凄く印象に残ってる…。
メキシカンブラックキングスネークかコーンスネークを飼いたい!
そんな衝動に駆られたある日…
雪が今にも降りそうな日に、某倶楽部へ一人で向かった…。
店に着くと店内は常夏のような暖かさで、ホっとしたのを覚えてる…。
店員さんと語らいながらコーンやメキブラを見て回るが、お目当ての子はなかなか見つからない…。
そんな時、小さなプラケースに入り、「USCB」とかかれた太くて短いヘビを見つけた…。
目の前の僕をジっと見つめ、しきりに舌をチョロチョロと出して様子を窺ってる。
「ほれた!結婚してくれ!」
そう言い放って、そそくさと用品コーナーに行き、ケージを選び水入れ兼、シェルター用のタッパーを見繕い、パネルヒーターをあれやこれやと吟味し、全部購入!
そんな事をしてる間にこの子は洗濯物を洗うネットに詰められ、箱の横にホッカイロを貼られ、紙袋に入れられていた…。
そして会計、そこでようやく自分の過ちに気付く…
「外…めっちゃ寒いけど…」
片手に寒さを苦手とする生き物を持ち、もう片手には10kgはあろうかというケージを持ち、店の前で呆然とたたずむ自分が居た…。
しかし、そんな事よりも早くこの子を家に…暖かい場所に!
その思いが僕を突き動かしていたといっても過言ではないだろう…
「へい!タクシー!!」
店出て、ものの1分でタクる自分。
超ヘタレなのを痛感した。
そんなこんなで電車に乗り、自宅の最寄り駅にて、またタクシー乗り場に走るヘタレ…。
そして、家について、同居人が言った一言…
「何買ってきたの…?」
無言で紙袋を渡し、そそくさとケージのセッティングを開始…
後ろからは「これ何?」という声がかかるも、無視…頭の中は既に…
いいわけ考えてました!
袋が開けられ、箱が出されしてる間にケージを最速でセッティングし、パネルヒーターのスイッチをオン!
それと同時に後ろから箱の開く音…
「洗濯物…?」
そりゃそう思うよね…洗濯ネットだし…
そして、そんなネットから顔をだした一匹のヘビ…
「ボールかよ!ヽ(`Д´)ノ」
だが僕は忘れない…この時同居人の顔がニヤケていたのを…
そして、同居人に取り出され、恐怖のあまり糞を撒き散らし、大惨事を引き起こし、この子はここに居る。
家に来て2度目のハンドリングをした時も同居人が持ったとたん撒き散らした…
そんな可愛い子…
ボールパイソンなのにボールにならない子…
神経質だと言われたのに、迎えて2日目で手からエサを食べた子…
本当に…本当にめぐり合えてよかったと思わせてくれる子…
そんなこの子も今年無事家に来て2回目の春を迎えた…
一度の拒食も無く…
ハンドリングされてもボールにならず…
あまつさえ神経質といわれたのに、手からエサを食べるボールらしからぬ姿…
ドノーマルだけど、可愛い我が家の初ヘビです。
長くなりましたが、この位語れば止まらない位この子が好きです。
僕にヘビの面白さ、難しさ、手触りの良さを教えてくれた可愛い子です。
ボールパイソンを書面だけを見て判断しないで欲しいです…。
拒食するとか、神経質とか…それも個体差であって全部がそうなわけじゃない。
これからボールパイソンを飼いたいと思ってる方…
全部が全部、神経が図太いなんていいませんが、すごく飼いやすいヘビだと僕は思います。
触ったら駄目、エサをあげたら3日は放置…そんな事ない!
声を大にして言いたい…食ったその日からハンドリングしまくっても一回も吐き戻しなんかした事ねぇよ!!!
と…。
成長はむっちゃはやいよっ!
もうね、人差し指に乗るくらいの小さなフトアゴが、半年そこらでこんなんですよ゚.+:。(´ω`*)゚.+:。
初期成長期に全然食べなかったので小さいのはご愛嬌…(´・ω・`)
そして太との比較…
いやね…
流石に1年の子と半年の子を比べちゃ駄目だけど…
ちっちゃいですね(´・ω・`)
あ、ちなみに左が♂の心で右が♀の太です(´;ω;`)
心が小さすぎて、頑張ってボビングしてアピールするものの、ガン無視…
しつこくし過ぎて太に怒られる始末…
ちなみに大きさがこの位になれば食べられる事は有りませんが…
後10センチ小さいと多分食われます…
そして思う…
ハイカラーばっかりだな(笑)
いや、トランスルーセントとかリューシスティックとかハイポレッドとか色々欲しいんですよ?
でも可愛いのってハイカラーじゃない?(笑)
ハイカラーは子供の時からの色の変化を楽しむ事だと思う!(笑)
次回は…ヘビ?ヤモリ?
フトアゴヒゲトカゲ「心」(Pogona vitticeps)(ハイカラー)



