不幸は続く物なのだろうか…? | CODE : G

不幸は続く物なのだろうか…?

つい先日、母方の祖母が亡くなられた…その5日前にはなんとか大丈夫だと連絡をもらって居たのだが…。

優しくされた記憶しかなく、とても暖かい人だった。

私は、彼女には何も返せぬままだと嘆くしかなかった。

そんな中、急なお葬式で相方に連絡。

ふと気になり、きゅーちゃんの水を取り替える様にお願いした。

そして返ってきた返事は、脱皮の最中。

調度頭を綺麗に脱いだ所だと言う。

脱皮の兆候があったのは解ってたので、脱いでると聞いて、帰ったらご飯だなと考えていたのを覚えてる。


そして帰宅して真っ先にきゅーちゃんのご飯を解凍、ここで初めて異変に気付く…。

きゅーちゃんのケージには得体の知れないボールパイソンが鎮座していた。

黒い黒いと連呼されてきたきゅーちゃんだが、ケージの中に居たのはゴーストの様なボールパイソン。

なんだこれは…そう思いおもむろに取り出す。

紛れも無くきゅーちゃんだった。

きゅーちゃんのカラーを説明すると、チョコレート色。

シナモンなんだと言われたら、そうかと納得する焦げ茶色。

しかし、模様や体格はきゅーちゃんだった…もちろん異変には気付いたが、脱皮不全も無くす、その前までご飯を食べていた。

水もあったし温度も28度~30度をいったりきたり。

そんな中、色の変色が起きた…何か変だと思いながら、とりあえず様子を見ることに…。

しかし、その数時間後…私と相方が見守る中、静かに暴れる事無く、眠った様に息を引き取った…。

原因は解らない…何か変なウィルスにでもやられたのか、それとも管理ミスか…。

真相は謎…。

他の子と同じものを食べ、同じ環境に居たのに…。

なにがあったのかは解らない。

ただ、私にとって全ての始まりだった子が居なくなってしまった事が何よりも絶望的だった。

早過ぎるよ…きゅーちゃんはまだ生きたかっただろう…自分にミスがあったのならそこを徹底的に責める事が出来るのに、私にはそれをする術すらも無い。

やり切れない思いの中、少しだけ暖かい気持ちになれるのは。

きゅーちゃんの状況だろう…。

苦しんで死ぬ蛇を一度見てる私としては、きゅーちゃんの死に際は綺麗なものだった。

女の子だったので、最後には綺麗になっていきたかったのかも知れない。


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綺麗に最期を撮れてよかった。

今まで私に多くの事を教えてくれて、ありがとう。

私の蛇に関する事全てがこの子から始まった。

それで良かったし、これからもそれは変わらない。

本当に今までありがとう。

帰りを待っていてくれてありがとう。


また、どこかで会おうね…ばいばい、きゅーちゃん。


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