子どもの頃、メルモちゃんのアニメのオープニングが好きだった。
パステルカラーの色とりどりのキャンディーがコポコポと作られていく映像。
なんだか可愛らしくて、きゅんとして、ずっと見ていたくなった。
家には母が子どもの頃に読んでいた古い漫画があって、その中の、魔法の砂糖菓子という漫画も好きだった。
妖精の国から来た王子様のような人が、主人公に小さな砂糖菓子を渡す。
その砂糖菓子が妙に印象に残っている。
大人になって、自分が高級チョコレート店のボンボンショコラが好きなことに気がついた。
ショーケースに並べられた可愛いショコラ。
小さな箱に詰められたキラキラした宝石のようなチョコレートたち。
手に入れて、おうちで小箱をそっと開けた時の嬉しさ。
美味しさを味わうのももちろんだけれども、
お店に行って、
キラキラした店内でチョコレートを眺めて選んで持ち帰って、
箱を開けて小さな宝物を指先で摘んで口に運ぶ、
このきらきらした時間すべてにとてつもなく幸せを感じる。
こうして振り返ると、私は昔からずっと同じようなものに惹かれていたのだと気がついた。
甘いものが好きというより、
小さくて綺麗で、
きらきらしていて、
少しだけ魔法みたいなものが好きなのだと思う。
そんな事を考えながら、
北白川のそうげんカフェで
わくわくするようなサイズのガトーショコラと、
コーヒーを飲んでいる15:08現在。
コーヒーの豆をひく音、
まったりした音楽、
現実にいながら絵本の中にいるような感覚にもなれて、
まさに小さな魔法を感じられるカフェ時間。
私にとって本当に生きていく上で欠かせない時間。
私の心はきっと永遠に少女のままだと思う。