朝からちょっと緊張した顔で学校へと行った真歩。
参観日
小学校の頃、教室の後ろに着飾ったお母さんたちが並んでいたのを思い出す。
今思えばかなり派手な格好の人が多かった。
参観日という名の母親ファッションショーのような感じだった。
時代は変わったものだ。
今日一応参観日だからと思いスーツにしようかと思っていたら、
そんな格好の人おらんよ
と言われる。
学校に父兄が行くのにスーツじゃなかったら何を着ていくんだ と思った。
とりあえずなんとなくまとめたものを着ていく。
学校に着くと言われたことがわかった。
スーツなんて1人もいないし、ラフすぎるくらいラフである。
ちょっとしたショックを受ける。
あの教室の後ろのこれ見よがしの母親の集団を想像していたのに・・・・
時代は変わったな と思う。
教室に行くとこんなにも小さかったのかと思うほど、
いろんなものが小さい。
机も椅子も教室自体も・・・・
あの頃はすごく広かったし、机も高かったように感じたのに・・・・
そんな教室で授業が始まる。
一年生ということもあり、一年生になって出来るようになったことを
見てもらうということだった。
鍵盤ハーモニカをしたり、跳び箱したり、お手玉したり、縄跳びしたり、
みんな一生懸命に話したり、実技をしたりしている姿がとてもかわいらしかった。
真歩も緊張しているのがありありとわかる顔だったが、
しっかりと話すことが出来た。
けん玉も二箇所のさらに交互にのせる
もしもしかめの演技を一生懸命して今までに見たことがないくらいの
数が出来たし、とんがったところにのせるのも一発で決めることが出来、
見ているほうが緊張していて、出来た時の安堵感といったらなかった。
みんなが一生懸命な姿がとても印象に残った。
このまま成長してほしいと思った。
帰ってきて緊張から解き放たれた真歩は、
いつもの調子に戻り、今日の出来事を何度も嬉しそうに話している。
本当に今日は頑張った。
よかったよかった。
いい成長ぶりが見れて安心した。