千田藍・友己両氏らの新しい木構造の提案が高評価

 

 

 長野県木曽町は12月25日、「木曽町役場本庁舎・防災センター建設」の基本設計者を選定する公募型プロポーザルで、千田建築設計(千葉県柏市)を最優秀賞に選定したと発表した。

 

次点の優秀賞はコンテンポラリーズ(横浜市)で、佳作は御手洗龍建築設計事務所、篠崎弘之建築設計事務所、坂茂建築設計の3者だった。

 

審査員は、建築家の宮本佳明氏(審査委員長)をはじめとする計7人が務めた。

 

 

最優秀賞に選定された千田建築設計の二次提案書の1枚目。1本の材木を無駄なく使うフローや、地域の伝統的な構法を取り入れた新しい構法を提案した(資料:千田建築設計)

 

 

千田建築設計の二次提案書の2枚目。「出梁ユニット」の採用や2間(3640mm)〜3間(5460mm)の細かな調整が利くグリッドの設定によって平面計画の調整がしやすい(資料:千田建築設計)

 

 

千田建築設計の二次提案書の3枚目。自然エネルギーを活用し、環境に配慮した庁舎を提案(資料:千田建築設計)

 

 

千田建築設計の二次提案書の4枚目。「出梁ユニット」上部の設備配管スペースと、越屋根との相互関係などの設備的な検討などが今後の課題だ(資料:千田建築設計)

 

 

 

 

 

次点となった優秀賞、コンテンポラリーズの二次提案書1枚目。T字型のプランと既存会議棟の間にできる防災広場の在り方についての提案が高く評価された(資料:コンテンポラリーズ)

 

 

コンテンポラリーズの二次提案書2枚目(資料:コンテンポラリーズ)

 

 

御手洗龍建築設計事務所の二次提案1枚目。審査委員会は防災広場や防災センターの日常利用にも配慮した計画と、天井高さ9mの開放的な空間を評価した(資料:御手洗龍建築設計事務所)

 

 

篠崎弘之建築設計事務所の二次提案1枚目。審査委員会は新しい木構造が生む天井面の風景が魅力的だと評価した(資料:篠崎弘之建築設計事務所)

 

 

坂茂建築設計の二次提案1枚目。審査委員会は地元産の木材を生かした挑戦的な木構造が美しく、魅力的だと評価した(資料:坂茂建築設計)

 

【「木曽町役場本庁舎・防災センター建設」に伴う基本設計業務委託に係る公募型プロポーザル】
応募件数:204件
一次審査通過者:千田建築設計、御手洗龍建築設計事務所、コンテンポラリーズ、篠崎弘之建築設計事務所、坂茂建築設計
審査員長:宮本佳明(建築家、大阪市立大学教授)
審査員:陶器浩一(構造家、滋賀県立大学教授)、越取淳一(建設検討委員会委員長)、正澤勲(木曽町木造住宅推進協議会会長)、柴垣嘉和(木曽森林組合参事)、原隆(木曽町副町長)、小桂成人(木曽町総務課庁舎建設推進室長)

 

流石 木の国 木曽町

いずれの設計も素晴らしい!

木の香りが漂ってきそう~

歓声が待ちどうしいなー

 

出典=https://tech.nikkeibp.co.jp/kn/atcl/bldnews/15/122501793/