Abell 2744」と呼ばれる銀河の集まりは「パンドラ銀河団」の名で知られています。

 

この画像は、NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡とヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡(VLT)の「可視光」と「赤外線」で撮影されたデータを組み合わせたもの。

 

ハッブル宇宙望遠鏡の「ACS」は銀河団の詳細な部分を明確にし、VLTの「FORS1」でより広い視野を補完しています。

 

初見では物静かで物足りなさを感じる天体に様に見えますが、画像の光の点を1つ1つ注視することで、様々な形をした銀河が散りばめられていることが分かります。

 

それはまさに、チリメンジャコシラスに混じったチリメンモンスターを探すかの様なワクワク感がそこにはあります。

 

また、スピッツァー宇宙望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡「ACS」「WFPC2」による別の写真では、大質量の天体によって重力が光を捻じ曲げる「重力レンズ」などの光学現象や、奇妙な構造を確認することができます。

 

「パンドラ銀河団」の名称は、複数の巨大銀河の衝突によって形成された奇妙で複雑な構造から名付けられました。

 

なお、衝突に関係した巨大銀河は少なくとも4つ以上であると考えられています。

 

 

▲スピッツァー宇宙望遠鏡が捉えたパンドラ銀河団

 

 

▲ACSとWFPC3のデータを合わせた画像

 

 

美しくも壮大な銀河

謎めきな重力レンズ

見ててあきません。

 

 

出典=https://sorae.info/030201/2018_12_1_abell2744.html