フォンダシオン・ルイ・ヴィトン、パリ市裁判所、フィル・ハーモニー・ド・パリほか

 

 

筆者直筆のパリ市内イラストマップ(イラスト:宮沢 洋)

 

 

今回リポートするのはこの辺り(イラスト:宮沢 洋)

 

25.フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(フランク・ゲーリー、2014年)

フォンダシオン・ルイ・ヴィトン。東側からの遠景(写真:日経アーキテクチュア)
 
 
前面道路を歩いて近づくと、刻々と形が変わっていく(写真:日経アーキテクチュア)
 
 
西側壁面(写真:日経アーキテクチュア)
 
 このデザイン、もはや説明する必要もないかもしれない。日本ではザハ・ハディド氏(1950年~2016年)が流線形の3次元デザインで有名になったが、全体に漂う「軽やかさ」では巨匠、ゲーリー氏(1929年生まれ、来年は90歳!)の方が1枚上手だ。
 
見える部分の構造体に集成材を多用していることもあって、本当にそれぞれの曲面がふわりと宙に浮いているように見える。
 
湾曲集成材が軽やかさを強調する(写真:日経アーキテクチュア)
 
 
施設への入り口(写真:日経アーキテクチュア)
 

26.パリ市裁判所(レンゾ・ピアノ、2017年)

パリ市裁判所。地下鉄のポルト・ド・クリシー駅方向から見た遠景(写真:日経アーキテクチュア)
 
 
ファサード見上げ。タワー部分に突き出ている庇状のものは太陽光発電パネル(写真:日経アーキテクチュア)
 
 
南から見る。3つの箱を、隙間を空けて浮かせたシンボリックな外観(写真:日経アーキテクチュア)
 
 
屋外に掲示されていた周辺の再開発のイメージ図。右上がパリ市裁判所(写真:日経アーキテクチュア)
 

27.ラ・ヴィレット公園(バーナード・チュミ、1987年)

ラ・ヴィレット公園の南北軸。波状の屋根が一直線に延びる(写真:武藤 聖一)
 
 
波状屋根の途中途中に赤いフォリーがある(写真:武藤 聖一)
 
 
東西軸。こちらもフォリーが点在する(写真:日経アーキテクチュア)
 
 

広場内に立つフォリー。完成から30年以上たつのに、色も状態もきれいなのが素晴らしい。これらのフォリーがグリッド状に配置されているということは、実感としては分からない(写真:日経アーキテクチュア)

 

 

1867年に建てられた鉄骨造の牛舎は多目的ホールとなっている(写真:日経アーキテクチュア)
 

28.パリ国立高等音楽・舞踏学校(クリスチャン・ド・ポルザンパルク、1990年)

ラ・ヴィレット公園の南北軸に面したパリ国立高等音楽・舞踏学校(西棟)の外観(写真:武藤 聖一)
 

29.フィル・ハーモニー・ド・パリ(ジャン・ヌーベル、2015年)

北東から見たフィル・ハーモニー・ド・パリ(写真:武藤 聖一)
 
 
 
人工地盤上のメインエントランス周辺(写真:日経アーキテクチュア)
 
 
いずれも素晴らしい出来栄え!
本物感半端ない!!!