<NASAが注目するのは、宇宙から届く電波など高度な文明特有の「テクノシグネチャー(技術の痕跡)」だ>

 

銀河系には地球と同じ大さの惑星が400億個ある(写真はイメージです) gabjdizx-iStock

 

今年、25年ぶりに地球外生命探査を本格再開したNASA(米航空宇宙局)は間もなく、エイリアン探しに最も有効な方法についてのワークショップを開催する。

 

テーマは、高度な文明特有の「テクノシグネチャー(技術の痕跡)」だ。

 

電波を含むテクノシグネチャーは、銀河系のいたるところを飛び交っている。人類も、ラジオ放送が始まる100年以上前から、様々な電波を宇宙に発してきた。

 

もしどこかの宇宙人がその電波を偶然に探知すれば、彼らが人類の存在を知る手掛かりになる。

 

そう考えれば、知的生命探査のためにテクノロジーの痕跡を追うのは、理にかなっている。

 

銀河系には地球と同じ大きさの惑星が最大400億個、「ハビタブルゾーン」(水が蒸発も凍りもしない生存に適した領域)にあると見られる。しかも宇宙には1000億個もの銀河がひしめいている。知的生命が地球にしかいないと考えるほうが難しい。

 

だが宇宙人の発見には大きな問題が立ちはだかる。NASAはその解決に動き始めたのだ。

 

米議会にも予算の後押しを受けて、NASAは9月26~28日に米テキサス州ヒューストンでワークショップを開催する。

 

テーマは、宇宙人の発見につながる「最も有望なテクノシグネチャーの研究」。優れた研究にはNASAも資金を出す。

 

テクノシグネチャーは一般に、通信信号の形で観測されることが多い。ラジオ波やレーザー光などもそうだ。

 

近年は実際にそうした発見も続いて、関係者の期待は一気に高まった。

 

1つの発見は、はるか彼方の宇宙空間から届く非常に強力な謎の電波信号「高速電波バースト(FRB)」だ。

 

天文学者の観察で、2017年8月、そうした信号の1つが同じパターンの繰り返しであることがわかると、期待はさらに膨らんだ。自然現象なら、同じパターンの繰り返しはありえないからだ。

 

もう1つの発見は、「エイリアン・メガストラクチャー(宇宙人の巨大建造物)」として知られる謎の恒星「KIC8462852(別名タビーズ・スター)」だ。

 

その光が何かに遮られるように小さくなる「減光現象」が観測されると、何らかの巨大な物体が横切ったのではないか、という想像が膨らんだ。

 

地球外文明が、動力源として巨大な構造物を建設したのではないか......。

 

今では、いずれの発見も宇宙人とは関係なかったとみられてる。それでも人々の熱狂的な期待は冷めず、新たな可能性へとNASAや科学者の背中を押す。

 

 

 

 

 

 

 

宇宙人がいるかいないか?

この論争の結論は、確率的にみると

いるーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マジっすか????????

ひょとすると自分と同じ人間もいるかも!?

 

出典=https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/nasa-12.php