夜のとばりが落ちるころ、東京駅丸の内の周辺は都心らしい美しい夜景に包まれた。周囲に現代的なデザインの高層ビルが林立するなか、すっぽり開けたオープンスペースを照明柱やベンチのフットライトがほのかに照らす。

 

駅前広場の夜景。駅前広場のデザインや照明計画は、赤レンガ駅舎を際立たせることを意図した(写真:安川 千秋)

 

 

駅前広場の鋳鉄製の3灯式照明柱。公式行事などの際にロープを張ることを想定し、照明柱にロープを通すリングも付けた(写真:安川 千秋)

 

行幸通りの車道照明。隣接する高層ビルにふさわしい迫力とボリュームを意識してデザインした。灯具の中に心棒があり、上部と下部に2つずつランプを付けた。高さ約9mの支柱部分は途中で分割することなく鋳鉄による一体構造とした(写真:安川 千秋)

 

 

行幸通りの皇居外苑区間から赤レンガ駅舎を望む。写真の両端に見えるのが馬車道照明。夜になるとぼんぼりのように、路面にやさしい光を投げかける。馬車道照明と車道照明の灯具の断面は、赤レンガ駅舎のドーム部分の屋根と同じ八角形をモチーフにデザインした(写真:大井 智子)

 

 

2010年に先行整備した行幸通り丸の内区間。植栽の縁石の一部を鋳鉄として人が座りやすいようにした(写真:安川 千秋)

 

 

行幸通りの皇居外苑区間。ベンチ機能を備えたフットライトとして整備した(写真:安川 千秋)

 

 

 

駅前広場の芝生を囲う柵も鋳鉄製。手で簡単に引き抜ける。イベントなどを想定して着脱しやすいデザインとした(写真:安川 千秋)

 

洗練させた照明

夜行ってみたくなりました。

ベンチもなんかいい~

さすが東京駅!

 

出典=http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00109/00004/