2016年12月の着工から18カ月。新国立競技場の整備計画はこの5月で工程の折り返し地点となり、19年11月の完成に向けて後半戦に入った。ひとまずの節目を迎え、日本スポーツ振興センター(JSC)は5月11日、約7カ月ぶりに施工現場の様子を報道陣に公開。スタジアムを覆う片持ち屋根の鉄骨に木材を取り付ける手順を説明した。
新国立競技場の片持ち屋根の構造。スタジアムの躯体に根元鉄骨を設置し、先端に向かって3つに分割したユニット鉄骨を取り付ける(資料:大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体/JSC)
スタジアム躯体の最上段に設置した根元鉄骨。5月11日時点で全108列のうち6割の取り付けが終了した(写真:日本スポーツ振興センター)
根元鉄骨に接続するユニット鉄骨。写真左手が根本鉄骨との接続部となる。1本の鉄骨に4つの木材を取り付け、重さは約3.5トンになる(写真:日経 xTECH)
表面に無数の切り込みがある木材の表面。インサイジング加工と呼ばれる処理で、防腐・防蟻用の薬剤を木材に染み込ませる役割がある(写真:日経 xTECH)
鉄骨と木材を接合するボルト。内部に緩み止めのバネが仕込んであり、3万回の振動テストで性能を実証している(写真:日経 xTECH)
5月1日時点の新国立競技場の様子。根元鉄骨の施工が完了した東側(写真奥)からユニット鉄骨の取り付けが始まる(写真:日本スポーツ振興センター)
ようやく先が見えてきた!
完成に向けて頑張れ!!!
出典=http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00154/00135/