小惑星の衝突で大量絶滅が起こるのは地球表面の13%、東北大ほか研究

 

 新たな研究により、古代の地球に小惑星が衝突する場所として、ユカタン半島はおそらく最悪の場所だったことが明らかになった。

 今から6600万年前、現在のメキシコのチクシュルーブという港町の近くの海に、直径10kmほどの小惑星が衝突した。これにより恐竜の時代は唐突に終わりを告げ、ほとんどの恐竜を含む、地球上の全生物の約4分の3が絶滅した。

 

 東北大学大学院理学研究科地学専攻の海保邦夫氏がこのほど発表した論文によると、宇宙から飛んできた小惑星が炭化水素(石油や天然ガスの主成分)を豊富に含む堆積岩層に衝突し、大気中に膨大な量の煤(すす)をまき散らした結果、地球が急激に寒冷化し、大量絶滅が起きたという。この衝突により、地球全体の平均気温は8~10℃、陸上の平均気温は10~16℃も下がったと推定している。

 

 

6600万年前にユカタン半島に衝突した巨大隕石は、恐竜の絶滅の主要な原因になったと考えられている。(ILLUSTRATION BY MARK GARLICK, SCIENCE PHOTO LIBRARY/ALAMY)

 

オランダのナチュラリス生物多様性センターの見学者の前にそびえ立つティラノサウルスの骨格。(PHOTOGRAPH BY MARTIN VAN DIJL, AFP/GETTY)

 

こんなことおきてたんだねー

惑星の衝突はおそろしい。

 

出典=http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/111000438/