三菱地所が東京駅前常盤橋プロジェクトA棟の起工式
2027年には東京駅丸の内側から北東の空を見上げる観光客が増えるかもしれない。映画「シン・ゴジラ」で、怪獣退治に一役買った東京駅日本橋口前の超高層ビルの建設が本格的に始動した。事業者である三菱地所は2月20日、「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区再開発事業)」A棟(高さ約212m、21年4月竣工)の起工式を実施した。
東京駅丸の内側から見た「東京駅前常盤橋プロジェクト」の2027年竣工後のイメージパース。中央に2棟並ぶ右手がA棟(高さ約212m、21年竣工)、左手が日本一の高さとなるB棟(高さ約390m、27年竣工)。A棟も竣工時には東京駅周辺の超高層ビルでは最も高い建物となる(出所:三菱地所)
常盤橋プロジェクトのA棟工事現場でサイトの南北を覆う仮囲い。歴代ゴジラのポスターや劇中カットなどが展示される。掲出期間は2018年2月から19年1月末を予定(撮影:江村 英哲)
常盤橋プロジェクトの開発段階ステップ図。今回はオフィスや店舗が入るA棟と、地下の変電所を更新するC棟に着工した(出所:三菱地所)
呉服橋交差点から望むA棟の外装イメージパース。設計監理は三菱地所設計、施工は戸田建設となる。かつて武家屋敷があった土地の歴史をデザインに反映し、刀を模したような外観としている(出所:三菱地所)
A棟とD棟の模型。日本銀行のある北東側から東京駅の方角に鳥瞰したイメージ。写真右手となる常盤橋公園(約5000m2)も併せて整備する(撮影:江村 英哲)
A棟の低層部と先行して整備する広場を街区の北側から見たイメージパース。A棟テラスと広場は外階段で直結する。3階には「食」をテーマとした共用スペースを設け、利用者の交流を図る(出所:三菱地所)
B棟の1000分の1模型。高さ約390mが感覚的に分かるように、外壁を透明なパネルで組み立て、B棟の建設予定地に現在も立っている「朝日生命大手町ビル」(透明な模型内の右側)や「日本ビル」の模型を同じ縮尺で設置している(撮影:江村 英哲)
完成したら 是非行ってみたい!
出典=http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00154/00026/