コクリエ国語教室 名古屋駅校 主宰の黒川葉子です
子どもたちが50年後も幸せに生きるために考える力を育む国語を教えています

みなさん、朝ドラのマッサン、見てますか?私は家族が見ているので、なんとなく毎日見ています
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今週は、主人公のマッサンが、鴨居の大将の会社に入るかどうかの、ストーリーでした。少しあらすじを、、、
鴨居氏は、甘いワインやお酒を扱うやり手の事業家で、スコッチウイスキーを国産で作りたいと考えています。お金はあるけど、技術者がなかなか手に入らない。
マッサンは、スコットランドでスコッチの技術を学び、国産スコッチを作る夢を実現しようとしている技術者です。技術はあるけどお金がない。
この二人は、以前にいきさつがあり、素直に一緒に仕事がしたいとお互い言い出せない仲。
マッサンの妻のエリーの計らいで、二人が会食するが、マッサンは、鴨居のビジネスの仕方が気に入らない。
鴨居は、ウイスキーを炭酸割したものをウィッキーと名付けて売り出す。マッサンは、薄めるなどもってのほか。
また、鴨居は、日本人には馴染まないから、少し飲みやすくアレンジして作って欲しいと、依頼するが、マッサンは、言語道断と、怒って、物別れになる。

鴨居は商人として、まだ日本に馴染みのないウィスキーを、飲みやすく炭酸で薄めて、日本人にウィスキーを広めようと、考えて、ウィッキーを作った。次の手も考えての、商人魂だ。
マッサンは、自分が惚れ込んだスコッチウイスキーを、薄めず、そのままの味で国産として、日本人に飲ませる事が肝要だと考える、職人魂だ。
多分、それぞれの立場であれば、どちらも間違っていない。
ただ、ひとりで始める起業家としては、この二つのマインドを、バランスよく、あるいは、認識した上で、あえてバランス悪く突き進む必要がある、のではないだろうか?
売れることお客さんに受け入れられる事を主に考える商人魂と、自分の理想を貫く職人魂。
少なくとも、この二つの視点を持つことは、必要じゃないかな?
と、自戒を込めて