前回までの話は
こちらから
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午前中の11時過ぎに
ホテルに移動すると聞いていたものの

13時を過ぎても誰も呼びに来ない。


産科病棟で今や私の優先順位は
かなり下。

もうすでに産んでいるし、
産後特別な出血や緊急事態もない。

なので自ずと私の優先順位が低い。


ホテルの移動なんてしなくても
大した問題ではないからね。


ってことで
すぐに移動できると思って
シャワーも浴びずにいたら
もう夕方…

そうこうしているうちに、
昨日お産に立ち会ってくれた
助産師さんがまた出勤してきました。
そして幸運にもこの時も
私の担当でした。


彼女は私の裂けた陰部の
縫合もやってくれ、
お産に大きく関わってくれた人。
そしてここで初めて私の
縫合部分をチェックすると
言ってくれて
異常がないかなどを見てくれました。



異常なし!
とてもいいわ!


といわれても…
私としてはかなりの
異常事態でした。

痛い、腫れ過ぎ、座れない
歩けない、血まみれ。
感覚おかしい…。


でもこれが普通なんだと。


出産怖し。


チェックが終わり彼女が
ホテルの移動の手続きをしてくれました。


そして移動。

移動したら彼女は病棟担当なので
もうお別れ。

私とオーラさんは彼女とハグをして
本当にありがとうと
心からお礼を言いました。


そして来たのはこんな部屋。





ベッド2つで
普通のビジネスホテルのような感じ。




本来であれば
オーラさんと私がここに泊まる予定…

だったんだけど
前日のエビスの様子を聞いた私は

エビスを一人で夜過ごさせるのは
エビスが可哀想で
オーラもエビスの心配が大きかったので

私ひとりでホテルに泊まることにしました。

ホテルはシングルでいいですと
伝えたけれど、
ダブルの部屋をもらいました。

わたし達は
日中オーラさんに来てもらって
夜は家にいてエビスと過ごしてもらう。


そういうことにしようと決めました。

ノルウェーに住んでいる友達からは

初めてのお産で
夜一人は絶対にきついから
絶対に旦那さんにいてもらった方がいいよ!

と言われていたんだけど
もう覚悟して
一人で過ごすことに。


何がキツイって

全部自分でやらなくちゃいけない
ってこと。

おむつ交換や
授乳も全て。

ここは病棟じゃない、ホテル。
なんでもセルフサービスなのです。

とはいえ、
同じ階の一室に
2人くらいの助産師がいて
何かあれば聞けるし
必要であれば薬なんかをくれる。


それでも
不安がなかったわけじゃない。
もしも何かあった時に
ノルウェー語で説明したり理解できるのか
すごく不安だったし
体中あちこち痛くて、
ひとりは心細くて
寂しかった。


でも
何とかやり過ごす気で挑んだ
2日目の夜。



まだ身体も洗ってなくって
頭もカピカピのままの娘さん。

どうしても気になって…
というより、産湯的なものは
ないのかもなぁー。

やってくれるのかなー?

いや、やってくれないだろうなー。

と考えが巡っても解決できないので
部屋に備え付けてある電話で
助産師の居る部屋に
電話をかけて聞いてみることに。



頭を洗ってあげたいんですが
どうしたらいいですか?

と聞いたら


夜の8時以降にもう1度
かけてねー!

と言われたので
もう一度かけると


洗うの??
どうぞご自分で!★


と言われ


何かガーゼとか、
洗うときのタオルありませんか?

と聞いたら


洗った手を拭く紙のペーパーの事を


それ(紙ペーパー)
が使えるわよ★


そう言われたときには



一瞬固まった
産後2日目。



自分で持ってきたタオル
使って娘さんの髪の毛を
洗わせていただきました。


そして迎えた夜。





私も娘さんも
ぐっすり眠った
とてつもなく平和な夜でした。


つづく。



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