意味ある「ものの選び方」で手に入れる、心地のよい暮らし | COCO STYLE  今ココの 心地いい 心の 個々の

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yogaと食と暮らしの養生アトリエ

みなさまこんにちは。
私のヨガのお仕事は、このブログでも紹介させてもらっているcoco yogaとしてのレッスンと、
銀座にあるHASYOGA(ハスヨガ)のスタジオ運営という2本柱でやらせてもらっています。


このHASYOGAは銀座という狭いエリアで場所を変えながらも、おかげさまで今月で11年目にはいりました。
その看板は、風雨にさらされるため、度々補修や再製作が必要なのですが、設立当初からメンバーのひとりと毎回手造りしていました。そして、このたび11年目を迎えるにあたり新しいものに作り替えました。

 

今回の看板は、チョークボードペイント仕上げ。

落ち着いたブルーの色が気に入っています。

このペンキ、素敵なのは色だけではありません。

完全無害をうたうだけあって、ちょっとすごい製品です。

 

有機溶剤は不使用、また開発製造過程においても、動物実験を含む動物性のものは使わず作られたもの。シックハウスや化学物質過敏症で悩む方にも使用をすすめられるだけでなく、赤ちゃんが舐めてしまっても大丈夫なのだそうです。そのうえアリゾナの強い日光にも耐える耐久性の高さも持っています。そして何より、最後は土にかえるので、使った後のハケを洗った水も、心を痛めることなく排水として流すことが出来ます。このペンキのように、納得できるものが選択できたときは、なんだか嬉しくなります。

 

食品、洗剤、衣服。。。。暮らしの中では多くの選択がついてまわります。例えばオーガニックコットンの製品があるとき、あなたはそれを手に取りますか?オーガニックだから特別手触りがいいとか、質がいいということはほとんどないのだそうです。むしろ薬剤などを使わず、指定農場のみでしかつくれないため、コットンとしての質は安定しづらものだとか。それでもオーガニックコットンの製品を購入するとしたら、理由は何なのでしょうか。

 

作物が育ちにくく虫も多い土地で栽培されることが多い綿花は、生産量をあげるために大量の薬剤を使って収穫しては枯らすというサイクルをとることが多く、結果として健康被害、土壌破壊、水質汚染、という幸せではない状況が生まれています。このままでは綿花栽培の未来は暗いままでしょう。そこで環境にも生産者にも、持続的な生産が可能な状況へと変えることで生まれたのがオーガニックコットンです。

 

私たちが製品を選んで購入することは、これらの活動への応援を行動で示すことになります。買い物は、応援であり投票でもあるのです。

 

暮らしにかかわる全てを、オーガニックやフェアトレード製品にするというのは現状ではなかなか難しいことだと感じています。それでも、環境や生産者だけでなく利用者にとっても持続可能な範囲で♪と気負うことなく選択を楽しんでいきたいもの。年末は身の回りを整理する機会が多くなります。手放すもの、新たに迎え入れるもの、そのどちらもこころを配って、意味のある「ものの選び方」を意識することで心地よい暮らしにしていきたいと思っています。


※多肉を寄せ植えにしてみました。成長とともに変わっていくのも楽しみ!