私は昔から「〇〇さんはいつも落ち着いてるね」ってよく言われてきた。
主人が急逝して
親族への連絡。
パート先への連絡。
湯灌、通夜、告別式の手配。
49日法要の手配、準備
百箇日法要の手配、準備
新盆法要の手配、準備
1周忌法要の手配、準備
などを進める中、知り合いに言われた。
〇〇(私)さんって落ち着いてるね。
私には無理やわ。強いね。
オロオロしちゃって出来ないって
落ち着いて見えてるんだ。
そうなんだろうな。
納得してしまう私。
でもね。
落ち着いてたんじゃない。
私は泣いて下向いて黙って座っていたら何でも周りの人にやってもらえるような身分ではないのよ。
必死だった。
無我夢中だった。
私が頑張らないと
主人をしっかりあの世に送ってあげることが出来ない。
その思いだけだった。
昔から私は人に甘える事が苦手。
頑張って人に迷惑をかけないようと生きてきた。
この性格は一生変える事は出来ないだろうなと思っていた。
でも主人と出会い不器用ながら初めて甘える事が出来るようになっていた私
やっと強がらず遠慮せず甘える事が出来る人と出会えたと嬉しかった。
でももう主人はいない。
私はこの先、人に甘える事が出来ず、強がりながら1人で生きていくだろうな。