火葬、骨上げ | 大切な旦那への思いと初めてのおひとり様生活を綴った日記ブログ

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2023年冬大動脈解離で突然亡くなった主人。
亡き主人への気持ちや50代にして初めてのおひとり様生活の日々の備忘録としてブログを始めました。
申し訳ありませんがアメンバー承認はしばらくお休みさせてもらっています。

告別式を終え火葬の為、主人の棺を乗せた寝台車に私が同乗し息子夫婦、娘を含め同行してくださる親族の方々はマイクロバスで火葬場に向かった。


火葬場に着き主人の棺が職員の方によって火葬炉におさめられた。

火葬のボタンはどなたが押されますかと問われ息子に「押せる?」と聞かれたが私は泣きながら拒否。

その様子を見て息子が「私が押します』と……

火葬が終わり骨上げまでには2時間近くかかる為1度葬儀会場に戻り参列者の皆様と精進落としの食事をし火葬場に主人を迎えに戻った。


火葬場に到着すると職員の方に火葬炉の扉はどなたが開けられますか?と問われ息子は私に「出来る?」と聞いてくれたがまた私は泣きながら拒否してしまった。

息子が扉を開けた時、ものすごい熱気が襲ってきたという。


火葬炉から焼かれて骨となって出て来た主人。

若かった主人の骨は立派でしっかり残っていた。歯はそのままの形で残っているものもあった。

順番に骨上げをすませあんなに大きかった主人は私が抱きかかえる事が出来る大きさと重さになって2人の子供が父の為に選んだ鳳凰がデザインされた骨壷におさめられ私の所に帰ってきた。


主人の骨壷を私が娘が遺影を持ち、帰りのマイクロバスの座席に並んで座り出発を待っていたところ泣いてばかりで何も出来ない母親に代わり息子と2人、気丈に通夜、告別式の進行、参列者への対応をしてくれていた娘が「もう無理や。なんで、なんで」と大声で嗚咽しながら泣いていた。

ごめんね。ごめんね。泣いてばかりのお母さんでとしか私には娘にかけてやる言葉が見つからなかった。