我が家のワンコは13歳と半年。
最近走ることもせず、特に寝起きは足元もおぼつかない様子でフラフラと歩くようになっていた。
ご飯を食べるとすぐにベッドに上がりフーフーと息も荒くグッタリしたようになっていた。
ベッドに上がるのにベッド脇のスツールにも飛び乗れなくなり階段状にしていた。
これで何とかベッドに上がっていたが、こんなに急に弱っていくワンコを見るのが本当に辛く悲しかった。
もう死んじゃうんじゃないかと目を離せなかった。
抱っこ抱っこと私の足に手をかけることも少なくなり寝てることが多くなっていた。
それでも食欲は旺盛で、どんどん痩せてきていることもあったので太らせたくておやつの量も増えていた。
その後数日間、びっくりするほどお水をたくさん飲みたくさんのおしっこをしていた。
そのおしっこが何だか甘い匂いがするように感じて病院へ。
犬の血糖値の基準値は人のそれと大きく変わらず75〜128。
それがうちのワンコの数値は600で完全なる糖尿病だった。
相当しんどかったことだろう。
時々病院にもかかり血液検査も定期的にしていたのに、なぜもっと早く気づいてやれなかったのかと自分を責めたが先生は、犬の場合は急にくるから仕方がないと言った。
そしてその日のうちに病院で初めてインスリン注射をしてもらうと、荒かった息も落ち着いてきた。
これから死ぬまでずっとインスリンを打ち続けなければいけないらしい。
ショックは隠せないが、インスリンを打ってでもワンコが楽になるのならと受け入れるしかなかった。
そしてそれから朝晩の食事の後にインスリンを注射する日々が始まった。