当日、
高島屋のマッキントッシュロンドンへ出向き
スーツを試着したところ
「あぁ、やっぱりこれね!」
と、その場にいた人たちが合致して
即購入することが決まりました。
(実は、ここに来るまでに
一つだけ違うブランドを試着したのですが
あまりにも体型に合わずやめたのです。)
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裾上げをするために足の長さを測ったところ
店員の女性の方が、
「こんなに足が長い!」
と驚いていたので、
どれどれと見に行くと
股下が85cmとなっていました。
「これは、長いんですか?」と聞くと
「長いですよー!
私は見たことないです!
80でも長い方なので!」
と言われ、
「わぁ、やっぱり足が長いんだって!
すごい〜!」と夫さんを見て言うと
少し照れて、居心地が悪いように
「そうかな?」と一言。
それ以前に試着した時点で
「かっこいい!似合う!」
とキャッキャするわたしを見て
「可愛いお嫁さん!!
いいですね!幸せもの!」
と言われたものだから、わたしたちは
かなり上機嫌になっていた。
身長が180cmほどある上に股下も長い。
だからなのか、やはり
外国人向けの仕立ての方がしっくり来る。
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「いやぁ、
こんなに良いスーツを買ったのは初めてだな。
こんなに自分に使ったのも久々だな。」
と、言いながらお支払いを済ませていました。
大きな企業の社長となれば
100万円のスーツくらいを着こなさないと
格好がつかないところでしょうけれど、
年齢的にも仕事柄的にも、これくらいが
嫌味がなく品があり
いいのではないでしょうか!
お会計に少し手間がかかったので
(デパートというのは丁寧な対応だからなのか
レジが違う場所にあるからなのか、
お会計がとても時間がかかるのは
皆が承知するところですが)
わたしが店内をうろうろとしていたら、
その小物たちがとても素敵だったので
「そうだ!
記念にネクタイをプレゼントします!
お誕生日プレゼント!
同じブランドで揃えたら素敵じゃないですか?」
とルンルンになって言えば、
「え、いいのかい?」
と、意外にも全否定されなかったので
「ええ!わたしが選ぶので
ちょっと待っててくださいね!」
と、女性店員さんにも手伝ってもらい
ネクタイの選定をし始めました。
「ちょっとこっちへ来て」
と夫さんを寄越して、
首に当ててみたりなんかしていたら
店員さんが
「ハンサムだから何でも似合う」
「こんなにかっこいい○○さん(夫さんの職業)は、いないですよね」
「奥さま、心配でしょう」
と、嘘かまことか、お世辞なのか分かりませんが
そんな嬉しいことを言ってくれたものだから
「そうなんです!かっこいいんです!」
と、わたしも謙遜せずに喜んだ。
またもや居心地が悪そうに佇む夫さんの横で
「そうよ!
もっとかっこよくなって貰わなくっちゃ!
わたしたちはね、
謙遜なんてしている場合ではないの!
もっといい男と女になるんだから!」
そんなことを思っていたような気がした。
結局、ネクタイは彼の持っていないグリーンのお色のものにしました。
大事な会議や司会などをする時に
ぜひつけて行ってくださいね。
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後日、購入したスーツが
高島屋から届いた。
開けてみると、柔らかい包装紙で
宝物のように包まれていた。
わたしがプレゼントした
ネクタイもちゃんと入っている!
(以前はDiorなどのハイブランドのものを
プレゼントとしていたけれど
それが全てではないと思うようになった。)
写真はないけれど
帰ってきた夫さんに早速着させて、
試着会を開いきました。
いい男にいいスーツ、
そして愛する女から貰ったネクタイ、
我が家の、我が社の大黒柱ですから、
それくらい粋でいてください!
これが本当にいいものかは分からないけれど
自分の熱量に合うものを身に纏い
一緒に仕事をしていくのです。
わたしたちは、自分に出し惜しみをしては
いけないのです。
これからも、もっともっと、
自分へ良質なお金をかけていくのです。
それは自分を愛する、ということですから。