土地も住宅も、夫さんの意向により
わたしの名義にしました。
 
注文住宅の話が出た序盤から
「君の名義にしよう」と言われ、
 
なぜ?と聞くと
 
「俺に何かあっても遺産相続にならずに
そのまま住むことができる。
その時は、家を売ってしまってもいいし
好きなように使ってほしい。
年齢的には俺の方が先に亡くなるし
初めから君の名義にした方が無駄がないでしょう?」
 
とのこと。
 
あなたが亡くなるなんて
一体何十年先のこと!?
そんなこと、
一番あって欲しくないことです。
 
でも、いつも夫さんは
「自分がもしいなくなった後に
わたしがどうやって生きていくか」
を準備してくれています。
 
 
あとはたぶん、
いつもの夫さんの得意技!
「そんなに深く考えていない
今いいと思う方を選んだ」
のだと思宇野ですが。
 
 
契約時も
「名義は税金対策もかねて妻にしますので」
と言う夫さんを見て
我ながら、面白い夫婦だなぁと思った。
 
 
我が家は、当たり前を覆すし
普通というものが、必要ない。
 
 
 
 
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土地を購入後、
 
「土地持ちになりました!
次は戸建て持ちになります!」
 
と家族に報告したら
 
おめでとう!と拍手をしてくれた。
 
 
夫さんは他人事のように
 
「おめでとう!すごいねー!」
 
と、嬉しそうにわたしに言うので
 
「なんで!やめてください
あなたのおかげでしょう!」
 
と言えば
 
「いや、君が買ったんだよ!
あれは本当に、君の稼いだお金なんだよ!」
 
と、本気で言う。
 
 
そういうことにした方が
彼はとても幸せそうなので
 
「そうね!」
 
と、得意げに言うのがお決まりです。
 
 
 
「そうね!
わたしのおうちに
みんなを住まわせてあげるわ?
わたしには感謝することね!」
 
 
そうふざけて言えば、
家族みんなが執事のようになって喜ぶのは、
我が家のセオリーになりつつある。
 
 
 
 
 
 
はい、ぜんぶ、わたしの思いどおり。
 
わたしが生まれてくる前に書いた
シナリオどおり、だ。
 
 

 

 
 
 
軽井沢のハルニレテラスより。
 
丸山珈琲は
お気に入りのコーヒー豆のひとつ。