8020運動
「8020運動」をご存じですか?
「80:20の法則」をご存じの人は多いと思いますが、
この「8020運動」とは、
「満80歳で20本以上の歯を残そうとする運動」のことで、
厚生労働省や日本歯科医師会により推進されている運動です。
先日、この運動の提唱者で、社会歯科学研究会の会長も務められている
坂井剛先生にお会いしました。
坂井先生は、1989年にこの運動を始めました。
運動が始まった頃と2007年の調査結果を比較すると、
80歳の人の平均現在歯数が、4本から約10本に、
そして、20本以上の歯を有する人の割合が、
8%から20%へと大きく向上しています。
20年以上にわたる坂井先生の熱意が、日本中に伝わり、
国民の健康に大きく貢献しているのは確かです。
さらに、先生の凄いところは、
何度も大病を患いながらも、
まだまだ社会貢献への熱意を失っていないところです。
現在は、歯科医学と社会とを結びつける活動として
大きな流れを作られています。
先生の著書の前文から抜粋しますと、
「お陰様で大病から復帰できました。
大きな力を頂いた方々に深く御礼申し上げます。
私は、頂いた命を十分活用して、
20年先の歯科界に役立つよう努力いたします。
ある小さな仏教国では、”国民の総幸福量”を世界一にしようと頑張っています。
仏教国・日本においても、いずれは、
これが国民的要請として出てくるに違いありません。
(後略)」
こうして、一線を引退した後も、なお意気盛んで、
日本の未来をもっともっと良くしたいと、頑張っています。
私たちのしようとしている「和の時代、恕の時代の創造」についてお話しすると、
とても共感して頂き、大きな励ましを頂きました。
私も坂井先生を見習って、
やはり死ぬまでチャレンジ、死ぬまで学びと成長ですね。
坂井歯科医院:http://www5e.biglobe.ne.jp/~dr-sakai/
社会歯科学研究会:http://socialdentistry.com/default.aspx