これから、
とても不安です
どうしたらいいですか?
と、
あるお客様がおっしゃいました。
《ほんと、不安にならない薬》
ってものがあれば、
いいですよね。
と思わず言ってしました。
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不安の根源が解消すれば、
殆どの人は、
不安にはなりません。
根源。
例えば、子供のいじめや不登校、
金銭問題、仕事の問題、病気や不調、
夫婦や家庭不和、人間関係
などなどです。
しかし、
それらが一瞬で解決する
薬も魔法もありません。
そんなこと、
誰でも知っています。
だから、
あれこれと考えを巡らせて
不安になるのです。
そんな事も、
きっと殆どの人は
頭では、理解しているでしょう。
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心理学に興味のある方なら
ご存知だと思いますが、
ウィリアム・オスラーの
《今日という
ひと区切りを生きる》
という言葉があります。
それを分かりやすく、
イメージで捉えてもらえる様に、
お客様に、こう言ってみました。
『では、今から目を閉じて、
イメージしてくださいね!
自分の前には、明日(未来)があって
自分の後ろには、昨日(過去)がある。
手元にスイッチがあって、
今からボタンを押してみて下さい。
これを押すと、
後ろに《大きな厚い鉄の壁》
が下りて来ます。
ウィ~ン、
ガッチャン。
下りましたか?
あなたの後ろは完全に遮断され、
どんな強い風でも、大きな音でも、
人の気配も、匂いも、届きません。
イメージ出来ましたか?
また、ボタンを押して
前に《大きな厚い鉄の壁》を
下ろして下さい。
ウィ~ン、
ガッチャン。
下ろしましたか?
では、前も完全に遮断されました。
今いるあなたの場所は、
明日(未来)からも
昨日(過去)からも
完全に遮られた今日一日です。
《未来》という概念は、
明日のことではなく、
今日のこれからの事。
全てのエネルギーを
今日一日にだけに費やしてみてください!
今日一日を、
とりあえず精一杯生きてみて下さい。
そして、明日になったら
又、同じ様に生きてみて下さい。』
と。
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《今日というひと区切りを生きる》
とは、
明日や未来の事を考えず、
自由奔放にその日暮しをせよ。
という意味ではありません。
誰も変えることの出来ない過去。
縛り、囚われて、自分を傷付け、
後悔するエネルギーがあるのなら、
それを今日に使えばいい。
誰も分からない未来に起こる事。
悪い方に想像して、
不安に思うエネルギーがあるのなら、
それを今日に使えばいい。
つまりは
今日一日を精一杯生きること。
と言うことだと理解しています。
かりに、
もう、この世の終わりだ!
と言わんばかりの嘆く日々
不安で不安で、
胸が押し潰れそうな日々なら、
明日、そして未来の事を考えず、
今日の24時間の事だけ考えて
一日を乗り切ってみて下さい。
例えば、
子供さんが受験生だとして、
志望校に落ちたらどうしょう!
どうしたらいいのーー?!
と、夜も眠れない日々。
あーあこんな事なら、
◯◯塾に入れてたら良かった。
あーあ第一希望は、
◯◯校にしといたら良かった。
うちの子だけ失敗したらどうしょう。
恥ずかくて外に出られない。
ア~~~っ
などと、
不安のエネルギーをまき散らし、
当の本人(受験生)や、他の家族に、
悪影響を与え続けるよりも、
今日という、
ひと区切りだけを生きてみてください。
決してたいそうな事ではありません。
例えば、
朝、
今日のお弁当は何を作ろうかな。
と、チン!のオカズではなく、
美味しい手作り唐揚げを揚げてみる。
午前中、
今日はいい天気だし、
みんなのお布団でも干そうかな?
とせっせと布団を干して、叩いてみる。
お昼、
今日の帰宅は何時だったかな?
とその時間迄に、
貯まった用事を済ませてみる。
夕方、
少し肌寒くなってきたから、
今晩は、温まるお鍋にしようかな!
と家族の顔を思い浮かべて
さっさと、買い物に行ってみる。
夜、
温かい夕食を食べながら、
今日の出来事を家族と話し、
片付けをし、
洗濯物を丁寧にたたみ、
ピシッとアイロンをかけてみる。
もちろん、
そんな事でいいのです。
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でも、私でも、
言うは易し行うは難し
なのですが。
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先週、あるお客様が、
大好きなケーキ屋さんの
季節のシフォンケーキ(無花果)
を持って来てくださいました
ホールでいただいたので、
お家に持って帰って、
家族でいただきました。
期待通りの美味しいケーキでした。
ありがとうございました。
「皆さんの為にも、
早く帰って来てくださいね
」
と、お別れの言葉の様に
仰っていただきました。
おぉ~~
泣きそう
でも、私、
何処にも行きません。
ここにずっといます。
10月~
ちょっとだけお休みします。
ごめんなさい。
そして、
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