こころーずです。

今日もお寄り頂きありがとうございます。


我が家には、20歳を超す雄猫さんがいます。我が家に来て17年、その前に5年は生きてきたらしいと獣医さんに保護した時に言われました。


そうちゃんは、家族ヒエラルキーの頂点です。


出会いは、近所の工事現場で痩せた猫さんがジッと通り過ぎる人たちをみていました。


私も「あ、猫さんだ」と思いつつ通り過ぎました。


友人との時間を過ごし

3時間以上経ってそこを通ると

さっきと全く同じように

その猫さんはいました。


さっきよりも心なしか元気がなさそう


ちょっと離れたところから声をかけるとジッと見つめ返してきますが

全く動こうとしません。


「具合が悪いの?」

「お家どこ?」

「お腹が空いてるの?」


いろいろ声をかけたけど

動かない。

何度も声をかけているうちに

よろよろした足取りで近づいてきました。


「具合が悪いの?」

にゃー


私はそのまま獣医さんに行きました。


かなりの高熱

脱水

栄養失調


「もう少し遅ければ命が危なかった」

と獣医さんに言われ

思い切ってつれてきて良かった〜

ホッとしました。


歯の状態から5歳位とのこと

捨てられちゃったのかな?


ポスターを作って飼い主さん探しをしましたが、誰も迎えに来ませんでした。


その出会いから18年


人間だと95歳くらいのようで

歯が抜け、目もショボショボ

足取りもヨロヨロ

でも名前を呼ぶと必ず

にゃーん

と返事をしてくれます。


昼間も夜も寝ていることが多くなり

クッションの上で

うつらうつら

とてもゆったりした時間を過ごしているようです。


家族全員が

彼が廊下を歩くと道を開け

彼が布団の上に寝ていれば

枕を持って移動し

腕枕を求めてくれば

すぐに腕枕を差し出す


不思議とそうしてあげたくなるんです。


彼の別名は「わきまえてる猫さん」

私がちょっと悲しい気分のときには

そっと静かに寄り添ってくれ

ウレシイときには膝の上にぴょ~んととび乗ってくる

出かけるときには必ず玄関でお見送り


人の心が読めるんです。

そうとしか思えないんです。


あとどのくらい一緒に居られるんだろう


ずっとずっと一緒にいたい

でもそういうわけには行かないのでしょう。


最後は、

できれば一緒にいて

看取ってあげたい

一人ぼっちで逝かせたくない


1日でも長くのんびりしていてね

私の心が穏やかになる

魔法をかけてくれる猫さん


そんな私の思いをよそに

今も隣で居眠りをしています。


見ているだけで幸せ〜な気分になります。


皆さんにもきっと見ているだけで幸せな気分になれるものがおありでしょう。


大切にしましょうね。


今日も最後までお読み頂きありがとうございました。


こころーず