昨年の日本心理臨床学会大会の委員会企画（オンデマンドコンテンツでの提供）、

「これから求められるスクールカウンセラーの専門性と職能」

の視聴報告のつづきです。（敬称略）

公認心理師国試受験生の方々にはSC業務の復習の一つになると思います。（...ただし、万一、教育問題担当の試験委員が、この現場での要請に認識の遅れをとっておられたら...[以下自粛]）

・坂口（名古屋市市教委）：

現在常勤SCの中学配置完了。先生と同じ勤務時間。

・１・２・３予防の体制。１次予防に力を入

れている。提要と合致。

一次的予防では、教員と同じ勤務体制、積極的に生活場面に入る、旅行等にも同行。雑談しやすい。ニーズを把握。地域にあった未然防止活動。立案・計画・実施・事後フォローアップ、交渉の技術。全体マネジメント。

二次的予防、いちはやく把握、WEBQU、会議出席。SCが見える形で児童生徒に接する。毎日の変化を見る。即時対応依頼・専門職から。SCと関わるのが当たり前という環境。

三次的予防、個別相談対応、ケース会議、即時対応・緊急対応。見立てアセスメント、コンサル、緊急支援のマネジメント、教員や関係機関との人間関係構築（同僚の上に専門性）、支援の支援

・ケースマネジメント（時間に余裕）、守秘、学校との協働を前提にIC（面接以外の場でどのようにかかわって欲しいか等）個別面接のみならず、生活場面のかかわり。いじめ防止推進法・児童虐待防止法等法的知識。

・チーム学校の一員として、専門性の発揮。

専門性の向上。自己研鑽・専門誌同士のチーム会議・客観的に職場を見る、巻き込まれを防ぐ。

（つづく）

臨床つれづれ：日心臨大会委員会企画「これから求められるスクールカウンセラーの専門性と職能」2/6