『Cocoro野ファーム』第5回公園マルシェにご参加頂いた皆さま、ご来場頂いた皆さま、ありがとうございました。
今回は、会場側の事情もあり、出店者数は少なくなったのですが、
その分、芝生広場にコンパクトに出店ブースが集まり、一体感は増した気がします。
音楽で出演された「la mani」の皆さんも、一体感を高める演出をされており、大変好感が持てました。
ただ、キッチンカーだけは芝生広場内に入れないため、やや孤立した感が否めず、配置にもう一工夫が必要だったのが反省点でした。
通路側が賑わっていた前回までと比較し、「寂しい感じがした」という声も聞きました。
私たちが「マルシェの大規模化」を目指していない理由は幾つかあります。
第一に、「量より質」を追求してきたこと。
出店者の皆さんが、気配り、目配りが行き届く範囲、
そして何よりも「お客さまとの距離感」を大切にしてほしい、と思っているからです。
大盛況の中、終わってみれば
「どんなお客さまが何を買っていったのかよく覚えていない」
という状況が、果たして本当に幸せなのか、ということをずっと自問自答してきました。
今回も、出店農家さんからお野菜の定期購入を申し込むお客さまの姿が印象に残りました。
お客さまとの‘濃密なやり取り’により、生涯応援してくださるようなコアなファンを増やしてほしい、と思っています。
出店者同士のつながり、絆を育み、「分かち合い」「助け合い」の雰囲気を醸成したい、という理由もあります。
「ファーマーズ・マーケット」に主眼を置いていますが、
さりとて、農家さんばかりが多数出店されても、旬の農産物はある程度決まっていますから、結果的に‘お客さまの取り合い’状態になってしまいます。
今回は、完売になった出店ブースが何軒もありました。
参加された方々が心を込めて作り持ってきたものを、
「極力持って帰らせない」ことを目指すためには、
単純な‘数の原理’に頼ることは賢明ではない、という判断がありました。
そして、現在の主催側の力量からも、これくらいの規模の方が目が行き届いて把握しやすいと感じています。
自分たちの度量を超えるほど規模が大きくなり、たくさんの人が関わるようになれば、管理が煩雑になることはもちろん、
「やるべきこと」の軸がブレてしまいます。
今回は、少ないながらも選りすぐりの「良質な出店者」を求めて、「良質なお客さま」が多く訪れた感があります。
食材に対する意識の高いお客さまが増え、食物アレルギーに対する質問をされている方や、有機栽培に使う肥料について質問
されている方などもお見掛けしました。
薬に頼らず、食べるもので体質改善できれば・・・と考えている方も多いのでしょう。
そういった方たちに、
「正しい情報を伝える」
「求めているものを、正しくお届けする」
ことの責任が主催者にはある、ということも痛感しています。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
全くのゼロからマルシェを立ち上げた時、
「とにかく5回は続けてみよう」と心に決めていました。
多くの学びや気づきを得ながら、同じくらいの課題や改善点も露呈。
主催側の力だけではどうにも解決できないような事象もありました。
それでも、皆さんから喜びの声、温かい励ましのお言葉を頂き、それを原動力に駆け続けてきたのです。
土づくりからスタートとした『Cocoro野ファーム』も、ようやく一つの栽培過程を経て、収穫から種取り作業に移る段階に入った気がします。
「種をつなぐ」、「命をつなぐ」ために、
もう一度「マルシェの在り方」を根本から見直したいと思っています。
今、世の中には【マルシェ】と銘打った催しがそこかしこに溢れ、飽和状態といえるかもしれません。
そういった中で差別化を図り、今後より良いものを作るために、
‘大切なもの’の本質を常に見失わない「ブレない運営」を続けていくために。
また、マルシェ以外にも「コミュニティ化」へ働きかける様々なアプローチを模索したい、という考えもあるのです。
『Cocoro野ファーム』は、これからも皆さんの心に響くメッセージを発し続けていきたい所存です。
どうぞ宜しくお願い致します。
photo by junko miyazawa
公園マルシェvol,5の様子は近日中にサイトギャラリーにて公開予定。
先立ってFacebookにて公開中。
Cocoro野ファーム
ホームページ
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今回は、会場側の事情もあり、出店者数は少なくなったのですが、
その分、芝生広場にコンパクトに出店ブースが集まり、一体感は増した気がします。
音楽で出演された「la mani」の皆さんも、一体感を高める演出をされており、大変好感が持てました。
ただ、キッチンカーだけは芝生広場内に入れないため、やや孤立した感が否めず、配置にもう一工夫が必要だったのが反省点でした。
通路側が賑わっていた前回までと比較し、「寂しい感じがした」という声も聞きました。
私たちが「マルシェの大規模化」を目指していない理由は幾つかあります。
第一に、「量より質」を追求してきたこと。
出店者の皆さんが、気配り、目配りが行き届く範囲、
そして何よりも「お客さまとの距離感」を大切にしてほしい、と思っているからです。
大盛況の中、終わってみれば
「どんなお客さまが何を買っていったのかよく覚えていない」
という状況が、果たして本当に幸せなのか、ということをずっと自問自答してきました。
今回も、出店農家さんからお野菜の定期購入を申し込むお客さまの姿が印象に残りました。
お客さまとの‘濃密なやり取り’により、生涯応援してくださるようなコアなファンを増やしてほしい、と思っています。
出店者同士のつながり、絆を育み、「分かち合い」「助け合い」の雰囲気を醸成したい、という理由もあります。
「ファーマーズ・マーケット」に主眼を置いていますが、
さりとて、農家さんばかりが多数出店されても、旬の農産物はある程度決まっていますから、結果的に‘お客さまの取り合い’状態になってしまいます。
今回は、完売になった出店ブースが何軒もありました。
参加された方々が心を込めて作り持ってきたものを、
「極力持って帰らせない」ことを目指すためには、
単純な‘数の原理’に頼ることは賢明ではない、という判断がありました。
そして、現在の主催側の力量からも、これくらいの規模の方が目が行き届いて把握しやすいと感じています。
自分たちの度量を超えるほど規模が大きくなり、たくさんの人が関わるようになれば、管理が煩雑になることはもちろん、
「やるべきこと」の軸がブレてしまいます。
今回は、少ないながらも選りすぐりの「良質な出店者」を求めて、「良質なお客さま」が多く訪れた感があります。
食材に対する意識の高いお客さまが増え、食物アレルギーに対する質問をされている方や、有機栽培に使う肥料について質問
されている方などもお見掛けしました。
薬に頼らず、食べるもので体質改善できれば・・・と考えている方も多いのでしょう。
そういった方たちに、
「正しい情報を伝える」
「求めているものを、正しくお届けする」
ことの責任が主催者にはある、ということも痛感しています。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
全くのゼロからマルシェを立ち上げた時、
「とにかく5回は続けてみよう」と心に決めていました。
多くの学びや気づきを得ながら、同じくらいの課題や改善点も露呈。
主催側の力だけではどうにも解決できないような事象もありました。
それでも、皆さんから喜びの声、温かい励ましのお言葉を頂き、それを原動力に駆け続けてきたのです。
土づくりからスタートとした『Cocoro野ファーム』も、ようやく一つの栽培過程を経て、収穫から種取り作業に移る段階に入った気がします。
「種をつなぐ」、「命をつなぐ」ために、
もう一度「マルシェの在り方」を根本から見直したいと思っています。
今、世の中には【マルシェ】と銘打った催しがそこかしこに溢れ、飽和状態といえるかもしれません。
そういった中で差別化を図り、今後より良いものを作るために、
‘大切なもの’の本質を常に見失わない「ブレない運営」を続けていくために。
また、マルシェ以外にも「コミュニティ化」へ働きかける様々なアプローチを模索したい、という考えもあるのです。
『Cocoro野ファーム』は、これからも皆さんの心に響くメッセージを発し続けていきたい所存です。
どうぞ宜しくお願い致します。
photo by junko miyazawa
公園マルシェvol,5の様子は近日中にサイトギャラリーにて公開予定。
先立ってFacebookにて公開中。
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