『謡種(うたたね)冬マルシェ』にご参加頂いた皆さま、ご来場頂いた皆さま、誠にありがとうございました。
一昨日~昨日と、いろいろな方々の投稿を拝見しながら、じんわりと余韻に浸っていました。
2回目の開催でありながら、それなりに認知されつつあることを大変喜ばしく思っています。
ご来場下さったお客さまの多くが、事前によく情報・予備知識を得ていらっしゃることに驚かされることもしばしばありました。

お客さまから「このユルさがいい」という言葉を度々お聞きします。
「ユルい」というのは、決して「たるんでいる」とか「だらけている」ということではなく、
出店者とお客さまの距離が近いことから感じられる‘空気感’だと解釈しています。
「売らなきゃ」という必死さが伝わってこない。
「買わなきゃ」という妙な気持にさせられることもない。
心地良い空間の中で、お互いが尊重し合い、飾らない素直な言葉で、日常会話のようなコミュニケーションが図れるからだと思っています。
「音楽がコミュニケーションの邪魔をしないように」ということを心がけてきたのも、そういった和やかな会場の雰囲気作りに一役買っているはずです。

また、出店者のご紹介はじめ、「モノ(商品)」よりも「ヒト」を好きになってもらうことに重きをおいて発信してきたことが、少しずつ実を結んできたことを実感しています。
人は、まず「ヒト」を好きになると、その人の作り出す作品(モノ)も好きになる。
この順番が大切であり、「モノ」が先ではいけないと思っています。

それから、公園マルシェの時同様、お客さまのマナーが大変良いと感じました。
混みあいお待ち頂く時間帯もありましたが、混乱することなく整然とお並び頂いたこと。
会場内での飲食ができないため、ロビーや休憩スペースをご利用頂くことになるのですが、こちらも混乱することなく、気持ち良いほど徹底して頂けたこと。
用意したゴミ袋も、ゴミの選別がほぼ完ぺきで、事後処理も全く苦労することがなかったこと。
譲り合いの心、いたわりの心も随所で見受けることができました。
そして、終了後に会場内を見回ってもゴミらしいゴミはほとんど見当たりませんでした。
引き上げる際、管理者の方々から「ぜひまた開催してください」という気持ち良いお言葉。
一部電気系統の不具合、給水などで何度か手を煩わせることがあったのですが、嫌な顔一つせず速やかに対応して頂いたことにも感謝しています。

こういった清々しい気持ちで閉幕できたのも、一重にご参加して下さった方々、ご来場下さった方々が本当に「楽しんで」下さったこと、そこから自然と発せられる「やさしさ」「心地良さ」の波動が
会場全体に伝播していた結果だと思います。
その場にいる人たちの‘一体感’の成せるものであり、
皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。

今後もこの‘距離感’‘一体感’を大切にし、一人でも多くの方に
「また行きたい」
と感じて頂けるようなイベントにしていきたいと思っています。
これからも『Cocoro野ファーム』のマルシェを宜しくお願い致します。

P.S.お客さまから一部の画像をお借り致しました。
ありがとうございました。