想いをカタチにする その4 | いろんな世界、人を知っていく☆ひだまり

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  「想いをカタチにする」 その4

 

 心の内側にある自分の想いと心の外側にある群集心理を調和しながら生きていくこと。私は試行錯誤しながら、心が笑顔になっていく方法を見付けた。それは、心の外側からやってくる情報に心奪われず、俯瞰しながらその根源にあるものや、情報発信者、当事者が意図するものを探り、言葉や活字にしながら愉しむこと。そして、能動的に自分の想いや考えを言葉や活字、行動へとつなぎ、体験からの気づきを言葉や活字にする、という挑戦と達成感を受け取っていくことだ。

 

 世間が環境破壊について問題視した頃、国道から車が走るスピードで遠巻きに連なる山を見て「木が枯れている。こりゃいかん。大変だ!」と想った。

 数年後、電車に乗ってあるお寺へ行った。運よく、住職さんが説法ではなく、庭の草木と歴史的な人たちのことを集まった人達に話されていた。その場所、縁側から庭を眺め、視界を広げていくと、数年前に見た枯れ木があった。このお寺は枯れ木が点在する連なる山に在ることに気づいた。そして、住職さんの話から、枯れ木ではなく、その木の特性であることが分かった。

 私たちは心の外側にある情報から、枯れ木ではないのに、そうだと決めつけ、未来への恐怖や不安を上塗りしていたのだった。

 遠巻きに車が走るスピードで見た現象よりも、自分の足で歩き、その場所まで行き、真実を語る人と出逢っていく。そして、自分の五感を通して体験し、心の外側と心の内側を調和させながら、自分の想いをカタチにしていくと、枯れ木に花を咲かせられるかもしれない。

 

 そのお寺を起点に私たちは天理から桜井へと続く山野辺の道を歩いた。

 夫と同じ視点で肩を並べて歩く。見る景色は同じだが、意識が向かうところは異なることもあり、あるからこそ、語り合うと心の種の栄養となる。

 車移動では体験できなかったこと、ゆっくりと自然に溶け込んでいく感覚がある。

 

 「想いをカタチにする」

 「想い、思考は心の灯」

 

                       おわり富士山