「退院」が現実的になり、
少しずつ周りが慌ただしくなるなか、
リハビリ病院(健和会病院)のソーシャルワーカーさんに聞かれました。
「退院に向けて色々相談していかないとなんだけど、まず、ケアマネさん決めないとなんです。
ケアマネさんは、おじいさんの介護プランを決めるのが仕事です。
急にご家族で、家を空けなきゃならないとき、おじいさんのお風呂やリハビリの頻度など、それとか、奥さん(私のこと)が昼間仕事されてる間のオムツの世話など
ご家族にも、おじいさんにも負担が少しでも軽く済むようにとプランを作ってくれるんです。
どなたかお知り合いでお願い出来るケアマネさんいらっしゃいますか?」
と丁寧に説明をいただきました。
なので、
「特にそういう知り合いは居ません。………父のゴタゴタでは大変迷惑もお掛けした事でもありますし、リハビリでもお世話になりますので、こちらでお願い出来ませんか?」とお願いしたところ、
「ありがとうございます。お気持ちは嬉しいのですが、おじいさんは、今まで心臓や脳梗塞などで、他の病院に長期間かかってみえたので、体調の管理など、そちらの方が安心なのではないかと思うんですよ。」と言われたのです。
私はちょっと驚いてしまいました。
普通に商売と言う観点で見れば、お客様は一人でも多い方が良いのではないか?
と思ったからなんです。
まぁ、これ以上じっちゃんと関わりたくない…と暗に言われたのかも知れませんが((笑)
「それに◯◯病院(父の掛かり付け医)なら往診もしてもらえますしね。」
診察の度に、家族の誰かが仕事を休んで、
じっちゃんに付き添う……
何回かに一度くらいは旦ちゃんに頼めても
メインは私。
やっぱりストレスだよ。
そうか………
往診か……………
これから先、いつまで続くか解らない介護生活
はじめから気負ったり、
無理を詰め込んだら周りの方が先にパンクしてしまう。
じっちゃんよりも一緒に居るとくたびれる ばっちゃんも、もれなくセットだからなぁ…。
そうか。そうだよね。
「◯◯病院のケアマネさんお願いしたいと思います。」
と言うことになり、ソーシャルワーカーさんが連絡を着けてくださり、今回の面談前に初めて病室でお会いしたのです。
「こんにちは、はれぇ~、お父さん良い男だなぁ。昔はモテたんずら。」と飯田弁丸出しのケアマネさんは、だから余計に親しみやすく感じました。
「なに?脳梗塞、心筋梗塞やっとって、介護保険も何にも使っとらんかったのかなぁ。偉いもんじゃないかなぁ」
弾丸のように話すケアマネさん。(笑)
嫌みがなくって肝っ玉母ちゃん!ってイメージの方でした。
「何でも遠慮なく言ってな。聞いてな。」
とっても心強い味方が出来た感じがしました。
そのあと2時間、病院スタッフのみなさんや
ケアマネさん、
退院後お世話になる業者さんや、
デイサービスのスタッフ、
訪問看護師さん…
総勢10名ほどが集まり、今後の方向を探る。
打ち合わせがあったのですが、
まだ介護度の認定を受けて居ないので、
はっきり決められなくて………
ケアマネさんは
「心音さんみたいに、下半身完全麻痺だと
目安としては、介護5、認定に来てくれる人によっては(厳しい人だと)介護4だから、それくらいで、使える介護保険の範囲で予定を立ててみましょう。」
と言ってくれました。
退院の日取り が決まりました。
皆さんとの打ち合わせが終わり、
引き続き、じっちゃんの介護認定です。