ホステス専門アドバイザー:REINAです。
「私、記憶力が悪いんです」
という方に、ぜひ取り入れていただきたい、記憶力アップ法
以前、あるテレビ番組で脳科学者の茂木健一郎氏が言っていた3つの方法を、備忘録がてらに書いておきたいと思います
どれもカンタン&納得!の方法なので、日常的トレーニングとしてやってみてください。
【記憶力アップ法1】雑談をする
まず、ホステスなら日常的&業務的に行っていること
雑談をする
これ、会話に苦手意識の強いホステスさんには必須のトレーニングです。
記憶することが苦手、という人の多くに共通するセリフ&価値観
- 雑談に何の意味があるのか分からない
- (自分的に)興味や知識のない話題に「分からない」とシャットアウト
- 「共通の話題がない=話すことがない」と思い込んでいる
等々、自分が関心を持てない話題を嫌がる、避けたがる。
セッションでもたくさんいるのですが、実際に雑談や議論トレーニングを実施しようとするホステスさんはほぼ皆無です。
茂木氏いわく、
コンピューターがどれだけ発達しようと「絶対にできない」と言われているのが雑談。
雑談は、脳の記憶をフル回転させる高度な作業。
ひとつの話題をどこまで掘り下げられるか、どう反応させるか、脳のあらゆる回路を使って考える。
雑談を迷惑だと思うのは、脳がイエローカードを出している証拠。
雑談を楽しめることは、脳が健康である証拠。
アンチエイジングにも繋がる。
・・・だそうです。
こう考えると、ホステスが記憶力を鍛えられるのは当然ですね。
お客様と真剣に会話して、脳をフル回転させて、掘り下げて、広げて、反応して、が日常の仕事
ということは「ホステスで記憶力が悪い」となると・・・
- 真剣に会話してない
- 脳をフル回転させてない
- 掘り下げたり広げたり反応したりしない
となるわけで、そこに悩んでいるホステスさんの怒りを買いそうなんですが
でも、その通りだな、とは思います
記憶しておけない子って、
- 会話中に余計なことを考えている
- 相手の話を聞いてない
- 「何を話せばいいか」ばかりで「聞くこと」に意識がない
- 表面上の言葉にばかり気を取られて理解することを疎かにする
というケースが多いです。
たとえば、お客様がお話ししてる最中に、こんなこと考えてませんか?
- 次は何をしゃべろうかな
- どうやって連絡先聞こうかな
- 次来てもらうにはどうしたらいいかな
- どうやって同伴誘おうかな
- 何か共通点ないかな
- 私を担当に(指名)してくれないかな
- どうしたらシャンパン抜いてくれるかな
- 仕事の話は分からないから困るな
- 趣味が合わない、どうしよう
- 楽しんでもらうにはどうしたらいいかな
- どんな人かな、気に入ってくれるかな
- さっきのあの話、何だったんだろう、気になるな
- 私のこと好みじゃないんだろうな
- そっけない返事だから私のこと嫌いなんだろうな
などなど。
この時点で、お客様の話を「真剣に聴いてる」とは言い難いですよね。
それでもまだ概要を掴むのが上手ならいいんだけど、そのスキルもないのに聴いてない。
相手の口から出る言葉だけを受け取って、ふんふんと相槌を打って、聴いてる気分にはなってるけど、
掘り下げる
広げる
この作業ができない。
すぐに次の質問に進んだり、違う話になったり。
売れっ子ホステスさんは、雑談好き&聴き上手です。
また、トップセールスマンも全員、雑談上手&聞き上手。
ここはぜひ、雑談しましょう&楽しみましょう
自分の価値観だけで「つまらない」「話せない」と避けるのは損です。
ましてや、お客様がお話ししてくださっているなら、真剣に聴きましょう。
「話すことがない」と悩まずとも、今まさにお客様がお話ししてくださっているわけですから。
【記憶力アップ法2】アウェイに挑戦する
次に大事なことは、
アウェイ(未体験)に挑戦する
これも納得です。
若々しい人は、いろんなことにチャレンジしてますよね。
こちらも茂木氏いわく、
未体験の場所に自分を置ける人は、何歳になっても若い。
逆に、自分のよく知っているホームだけで安心したい人は、脳が老化する。
とのこと。
考えたら、私自身も、周りにいる親しい人もお客様も、すごく好奇心旺盛。
いろんな新しいことにどんどん挑戦するし、私もまだまだいろーんなことしたい!って思うし、ワクワクするんですよね
アウェイなら、何でもいいんです。
- やったことがない
- 行ったことがない
- 踏み込んだことがない
ということであれば、何でもOK。
たとえば、習ったことのない習字に挑戦してみるだけでもいい。
しかも、うまくできなくてもいいし、結果が出なくてもいい。
そういうハードルの低さだと、チャレンジしやすいですよね
「やりたい!」
「やる(挑戦する)ぞー!」
という気持ちと行動が、記憶力を高めてくれるんだそうですよ
【記憶力アップ法3】思い出すまであきらめない
いよいよ最後の3つ目。
年齢と共に激しくなってくる感が否めない、このテーマ
物忘れ&ど忘れ
自他共に認める記憶力のよさが自慢だった私も、老いには勝てません
ど忘れや物忘れが起こる原因は、
脳の回路がしっかり繋がっていないこと
なんだそうです。
実は私のセッションでも、ここをかなり重視しています。
「○○を意識して、▲▲してください」
とアドバイスすることがありますが、
今まで使っていなかった回路をしっかり繋げるため
の作業で、これでほとんどの結果が変わるといっても過言ではないくらい。
でも時間がかかる作業なので、8割がたの人が途中でやらなくなってしまいます。
日常に追われて忘れたり、それよりももっと気になることがあるからでしょうが・・・
「だからいつまで経っても変わらない」
という悪循環にもなりやすいです。
ちゃんと回路が繋がると、無意識にできることが増えるので、その後はずっとラクなんですけどね。
一瞬の面倒やまどろこしさを取れないがために、延々としんどい思いをするのは損だなーと思います。
記憶はすべて、側頭葉というところに収納されます。
これを、必要に応じて前頭葉が引っ張り出してくるわけですが。
その際に使う回路が繋がっていないので、前頭葉が側頭葉から記憶を引き出せない状態なのです。
電化製品でいえば、コンセントが入ってないとか、配線が切れてるとか、そういう感じ。
要するに、
ど忘れや物忘れをしたときは、繋がっていない回路を繋げるトレーニングのチャンス
なのです
忘れてしまった記憶を呼び起こす作業を、あきらめずに続けること。
思い出すまで、考えてみること。
その作業が、記憶力を高めてくれるトレーニングになるそうです。
思い出したときは嬉しいし、嬉しいとドーパミンが出て、ドーパミンが出ると回路が強化される。
強化されると、カンタンに記憶を引き出せるようになります。
私は元々の性格上、思い出せないや疑問をそのまま放置するのがストレスな人。
なので、思い出すまでずーっと考えるし、延々と調べます。
その時間がムダよ~!と泣きたくなるときもあるのですが
でもそのおかげで、かなりいろんなことを覚えていられるのは確かだし、褒めていただけることも多いです
※どうでもいいな、必要ないな、と脳が感じると瞬時に忘れるのも得意です
いかがでしたか?
記憶力を高めるトレーニング法として、
- 雑談をする(楽しむ)
- アウェイ(未体験)に挑戦する
- 物忘れ・ど忘れをしたら、思い出すまであきらめずに考える
この3つをぜひ日常に取り入れて、スキルアップしてくださいね
LINE@先日配信のテーマは「営業計画」でした♪
ホステスならではの「覚え方」も記事にしてまいります♪