ホステス専門アドバイザー:REINAです。
なんとなーく気持ちが晴れないとき。
なんとなーく、誰かと話したいとき。
みなさんはどうやって気分転換しますか?
誰かに聴いてもらえたり、誰かの声が聴けたりするだけで、ずいぶんと気持ちが軽くなることってありますよね。
現役時代の私はこんなとき、仲良しのお客様に電話をしていました。
もちろん最初にメールで、
「ちょっと聞いてほしいことがあるから、手が空いたら電話してくれる?」
とお伺いはします。
他愛もないことを話したり、実際に聞いてほしいことを話すこともあれば、
「ちょっといろいろあって(気分が)落ちちゃってー」
くらいにしか話さず、お客様がご自身の近況を話してくださるだけのときもあります。
お客様のほうがコミュニケーション能力が高いので、
「何かあったんだな」
と多くを語らずとも察してくださるという点も、私にとってはとても心地よい関係でした。
関係性ができてないのに突然そんな連絡をするのはNGだし、ガチで重たい話は困りますけれども
- 話す内容の精査ができている
- 話す相手を見極められる
- その人とちゃんと関係性が築けている
この3つの条件がそろっていれば、お客様から元気をいただくことも全然アリだと思います。
それを喜んでくださるお客様も多いですし、
人として付き合っていこうと思ったら、心の内を見せずには付き合えない
とも思うのですよ。
逆で考えても、嬉しいはずなんですよね。
いつも厳しいお客様が、部下を思う気持ちを見せてくれたとき。
いつも笑って幸せそうなお客様が、苦しかった時代のことを話してくださったとき。
強そうに見えるお客様が「おまえにしかこんな話できないから」と弱さを見せてくださったとき。
私は心の底から嬉しかったですよ。
それを話してもらえる人間になれたんだなと思ったし、話せるだけの関係が築けたんだなと思いました。
何より「こいつなら俺の気持ち分かってくれるんじゃないか」と頼ってくれたことが本当に幸せでした。
聴いてくれれば、声が聴ければ誰でもいい、ってわけじゃないですよね。
この人なら分かってくれる、この人なら受け取ってくれる。
この人なら言いたくないことは言わなくてもいい、この人なら何も聞かずに寄り添ってくれる。
何を話すか、相手の話にどう応えるかよりも、
こういう存在になれるかどうか
ここが何より重要だと思うのですよ。
私は話してくれたこと自体よりも、こういう相手に選んでくれたことをとても嬉しく思っていました。
その時間を最大限大切にしたかったし、信頼に応えたかったです。
応えられていたかどうかは分からないけど
そういう関係を築くには、自分が心を閉ざして、悪い意味で「お客様扱い」を続けていてはダメだと思うのです。
もちろん友達ではないです、お客様には違いない。
だから言えないこと、言っちゃいけないこと、見せられない部分もあります。
だけど、
- 自分がどういう人間で
- どういうときに心が動いて
- どんなことを受け止められる(理解できる)のか
ここを見せていかないと、お客様もあなたにどう心を開けばいいか分からないですよね。
そういう意味でも、自分の弱い面をお客様に見ていただくというのは、必要なことじゃないかなと思います。
だってホステスは、人間関係そのものが仕事ですからね。
カッコつけて、きれいな部分だけ見せて、では長いお付き合いは難しいです。
そもそも、隠しても絶対にバレるし
それに、素直な女はかわいいですよ、同性から見ても。
あなたが日々一生懸命お客様を想って心砕いているなら、あなたの弱さもお客様はちゃんと受け止めてくださいます。
それがこの業界のよさ、でもあります。
変にカッコつけたり、傷つくことを恐れすぎて心を閉ざしたままでいるのは、本当にもったいないです。
ときにはあなたが心を開いてお客様を頼って、元気をもらってください。
ただし・・・
- 話す内容の精査ができている
- 話す相手を見極められる
- その人とちゃんと関係性が築けている
ここは絶対に忘れないように!!!
大事なことなので2回書きました
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