法務省の人権擁護機関が

ひょうごこころの医療センター(以下、病院)と

神戸市への調査を開始してくれたことを機に、

病院の倫理委員を務めている弁護士

にも見解を聞いてみることにしました。


私、この人のことがずっと気になっていたんです。

なぜ気になっていたか。
それは、この弁護士氏、
病院の倫理委員であると同時に
兵庫県内の2つの市で
障害者の権利擁護センター業務を受託しているNPO法人の理事長
でもあるからです。

調べれば簡単に分かることなので、
このあとの話をスムーズに進めるためにも
この際はっきり書きますが、
県内の2つの市は西宮市と芦屋市です。
そして私は運悪く(?)西宮市民なのです。

一方では障害者の権利擁護業務を受け、
もう一方では病院内の組織である倫理委員会の
委員も務めている弁護士。

これって大丈夫なん驚き???

と、西宮市民であり兵庫県から認定を受けている精神障害者である私はずっと気になっていました。

するとやっぱり案の定、
弁護士氏に問い合わせた結果、
「私は病院の倫理委員という立場上、
お話は伺えません」
「利益相反になってしまいます」
といった回答がきました。

同氏が私との面談を断るということは、
市から委託されている
障害者の権利擁護業務よりも、
病院側の倫理委員としての立場を優先した
ということになるのではないでしょうか。

もしかしたら弁護士氏は止むにやまれぬ思いで先のような回答を私に送ってきたのかなという想像もしたいところですが、権利擁護業務を委託されているNPO法人の理事長でありながらそのような対応をなさることにやはり納得がいかず、止むにやまれぬ思いで私は今この文章を書いています。

しかも病院が公開しているデータによれば、
西宮市からひょうごこころの医療センターに通院・入院している方は神戸市に次いで二番目に多いのです。そのようなデータだけでなく、皆さまよくご承知のとおり、国内の精神病院は国連から厳しい指摘がなされてもいることから、ひょうごこころの医療センターとの問題に悩む西宮市民は私以外にもいるのではないでしょうか。
例えば、同院に通院・入院中の西宮市民の方が病院からの不当な処遇について西宮市にご相談された場合、同氏や同氏の法人はどう対応されるのでしょうか。市民の権利擁護よりも病院側の立場を優先なさるような方が責任者を務めておられるような窓口には安心して相談できません不安


ずっと私のことを応援し続けてくださっている方々にこの件について相談したところ、



相談したことが病院に筒抜けになっちゃうかもしれないよね不安

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途中でもみ消されちゃうかもしれないよねショボーン


そういうことよくあるもんね〜悲しい

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という話になりました。


同氏は利益相反を理由に私との面談を断り、「西宮市の権利擁護業務は他の職員が担っているから大丈夫、問題ない。」「他の職員に相談を」と回答してきましたが、同氏は法人の理事長であるため当然ながら同氏にも情報共有はなされることと思いますし、場合によっては職員が同氏の指示を仰ぐこともあるのではないでしょうか。組織の内部を見ることができない私には分かりかねますが、同氏が私のこころの医療センターに関する相談内容にまったく関わることはないとは言い切れないと思われる状況の中で
利益相反を真っ先に挙げられる同氏には障害者の権利擁護業務と、病院側の倫理委員、それぞれ相反することを担おうとするのには無理があるように感じます。というか現に無理が生じています。

障害者の権利擁護業務も受託している法人の理事長なのだから、県立病院側の権利擁護を優先して「西宮市・芦屋市の障害者からの相談には私はノータッチを貫きます✋」とは言ってはいけないと思うんだけど…不安

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弁護士氏は「法的には何ら問題ない」と仰りたいのかもしれませんが、それこそ倫理的にどうなのでしょうか?弁護士氏だけでなく、権利擁護業務を同氏の法人に委託している西宮市からも納得のいくご説明をいただきたいです。障害者の権利擁護業務と病院の倫理委員業務、両業務を扱うことで障害者と病院の橋渡しをし、障害者の権利が守られる環境を作るということであれば理解できるのですが、同氏とのこれまでのやり取りからはそのようには感じられません。


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弁護士氏とのメールのやり取りを掲載したいところだけど、相手は医者ではなく弁護士、それも障害者の権利擁護業務を西宮市と芦屋市を代表して引き受けていながら、実際には県立病院側の立場を大切にして立ち回られるお方のようだから、これまでよりも慎重に、より慎重にせねば…。



ちなみに精神障害者の権利擁護を担う専門職には他に「精神保健福祉士」の方々がいらっしゃいますが、兵庫県の精神保健福祉士協会の役員の方々も大半は”病院所属”の方々です。本来は「精神障害者の権利擁護に尽くす」というシンプルなお仕事だと思うのですが、「病院所属の精神保健福祉士」というのはとても難しい立場にあるようです。

皆さまにご協力いただいた署名は一筆増えるごとに兵庫県精神保健福祉士協会へも私の連絡先とともに通知が送られていました。しかし協会からこれまで一度も私への連絡はありませんでした。それは署名で取り上げた件に、協会の役員である精神保健福祉士が深く関わっているからなのかもしれません。

その方は現在、病院ではなく、兵庫県の職員として県の精神保健行政推進に携わっておられるようです。弁護士氏のことを踏まえれば、この精神保健福祉士氏も障害者側ではなく、兵庫県側に立って物事を判断せねばならない立場にある方なのでしょう。
そして現在、ひょうごこころの医療センターに勤務する精神保健福祉士の資格を持つ職員も弁護士氏のように「私は病院の人間なので…」と私からの相談に関わることを拒みました悲しい


ほんまアンタら一体何がしたいねん?!

ほんまに精神障害者の権利擁護する気あんの?!

兵庫県で精神障害者のことを真剣に考える人はおらんの????!!!!!

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とクソデカボイスで言いたいところですが、
身体に障るので控えますネガティブ
 

兵庫県精神保健福祉士協会のWEBサイトには「県内の病院で起きた虐待事件をきっかけに法改正が行われた」「精神保健福祉士の役割がさらに求められている」と書かれた新たな文書が先日掲載されました。



私が今ここで取り上げている弁護士氏の件はもしかしたらとても些末なことで私が大げさに取り上げているだけなのかもしれません。でも、協会がいう法改正が行われるきっかけとなった事件も、はじめはほんとに小さなことから始まったのではないでしょうか。
職員らが見て見ぬふりをして、人間関係のしがらみから誰も何も指摘できなくて、その結果、大きな事件になってメディアに取り上げられて第三者機関が入って、行政庁から指導されて法改正となったのではないでしょうか。

弁護士氏は西宮市の権利擁護業務の企画推進委員や障害者団体の顧問弁護士なども務めているようです。他の推進委員の方々は同氏が相反する業務を引き受けていることはご存知無かったのでしょうか。
県の病院局や兵庫県弁護士会は?
兵庫県弁護士会は………???


兵庫県弁護士会にはこの人しかいないのでしょうか…???

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障害者の権利擁護や精神病院の倫理委員を引き受けたい弁護士の方はそうそういらっしゃらなくて、お一人で二役も三役も受けなければならないのかもしれません。そのため、同氏は西宮市・芦屋市にとっても、兵庫県にとっても、何より精神障害者にとっても、もしかしたら貴重な存在なのかもしれません。もしそうなのだとしたら、そのような方を批判・非難するようなことはできればしたくありません。しかし今回取り上げたようなことが起きていることから、兵庫県の病院局、西宮市、芦屋市、そして兵庫県精神保健福祉士協会、兵庫県弁護士会の方々にはよく考えていただきたいです。決して、私個人や弁護士氏個人だけの問題ということではないはずです。