9月は台風、北海道胆振東部地震の影響により、講演や研修が4本中止(一部は延期)となりました。これまで約2000回ほど講演・研修を担当しておりますが、毎年1~2本は台風などで中止になることがありますが、一月に4本は初めてのことです。
さて、、、昨年、シンクタンクさん主催の公開セミナー「パワハラと無縁な職場づくり」の講師を担当させていただき、そのときにご参加くださっていた企業さんよりご指名いただき、パワハラ防止に向けての職場づくりの研修会を担当することになりました。
今日はその打合せ。
パワハラがもたらす悪影響をグループ対話にて考えを交えるだけでも、深い気づきにつながりますが、そこまでの時間はないようなので・・・それでも、僕はパワハラについては「知識」より「意識」が大切であると思っていますので、パワハラがもたらす悪影響をイメージ出来るように流れをくみ立てました。
また、信頼関係があるのか、ないのかで、同じ言葉でも相手の受けとめ方が違ってきますので、ここにも力点を置くつもりです。そして、叱る目的は何なのか・・・適切な指導は大切なことです。ですが時に叱る目的が本来の目的とは別の自己発散に向かうことで相手を傷つけてしまうことがあります。コミュニケーションにおいて相手側に決定権があるから。どう受け止めるかは相手次第。だからこその信頼関係ですね。
信頼関係は、思考、行動の質を高める大切なポイント。思考、行動の質が高まれば、生産性などの結果の質も向上します。いい空気が生まれ、ますます関係性の質が高まります。
関係の質が悪化すれば、思考、行動の質が低下し、生産性も低下してしまい、空気は悪くなり(萎縮した職場)、ますます関係の質は悪化します。
こうしたことは良くないことである、を学習することも大切ですが、望ましい姿にコミットメントし、そのために何が出来るかというポジティブなアプローチも大切ですね。学習の場が委縮する場になっていては、ストレスを感じるだけです。学習効果を高めるためにも未来志向なアプローチはとても大切であることをお伝えし、共感していただきました。そもそもそこを公開セミナーで感じていただき、そこを期待していただいて、講師依頼をいただいたのですから!