今日から三月ですね。
三寒四温の影響か、毎日の暖かさや寒さの落差が激しい日々で
ひなまつりの日は雪になるかもしれないそうです。

今夜はお客様が来たこともあり、
生姜風味のたこをさっと炊き込んだごはんに
寿司酢を混ぜ込み、具もシンプルな簡単お寿司を作ってみました。

$cocorofood  ~こころに効く  料理とできごと~



*蛸のおひな寿司 レシピ

材料ー4人分
蛸の足2本分、新生姜の甘酢漬け小1本(漬け汁小さじ4)、だししょうゆ大さじ3、かりかり小梅2個、米2.5合、酒大さじ1、寿司酢大さじ4、白炒りごま適宜、うすやき卵4枚、新生姜飾り用少々、三つ葉少々

作り方
1、蛸は薄切りにして、新生姜の漬け汁小さじ2、だししょうゆ大さじ1を混ぜたものにつけて5分ほど置く。

2、米は研いで、残りのだししょうゆ、しょうがの漬け汁小さじ2と酒を入れ、その上から分量の水を入れて炊き、炊き上がりに1、の蛸を混ぜて蓋をし、蒸らす。

3、炊き上がった蛸のごはんに、寿司酢といりごま、、刻んだかりかり小梅と新生姜と三つ葉を混ぜる。

4、薄焼き卵を細切りにしてのせ、飾り用の新生姜を抜き型で抜いて飾る。

おすしを握って、薄焼き卵を着物のように着せ、ウズラの卵で頭をかたどれば、お子様にも。

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写真のは、花嫁衣裳とは思えない?アバウトな作りですがあせる
十二単のように襟を人参や海苔、きゅうりなどをずらして重ねてもきれいになりますよ。
厚焼き玉子をお寿司に入れたときには、おひなさまの冠を作ってもかわいいです。

うちにはお雛様が三つあり、
ひとつは私のもの(これは納戸にいます。)
もうひとつは、玄関にある、母から贈られた娘のもの。
そしてお寿司の後ろのお雛様は、
夫の母が、娘のために贈ってくれた
福岡の津屋崎人形です。
素朴な風合いがあたたかくて、とってもかわいらしく
毎年包みを開くたび、ワクワクとします。


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今日のお客様は息子の高校時代の仲間でした。
昨年の息子の卒業式から
ちょうどまる一年が経った今日のこの日に、
一年浪人してがんばってきたみんなが
うちに遊びに来てくれました。

我慢していたのでしょう。
わいわい大騒ぎで、ゲームをしたり、食べてしゃべって、
とにかく心身ともに緩んでいる感じ。

今の子供たちは、数が減っているのになぜか大変です。
大きく寄り道したり、足踏みしたりが難しいご時世。
お疲れさま。しばしゆるゆるぐずぐずになってね。

希望を叶えたひとも、そうは行かなかった人もいるのが厳しい現実ではあるけれど、
その悔しさやつらさは本人のなかにだけあるべきもので、
周りはなんら論評すべきではないですよね。

まして何にも勉強していない保護者たちが
自慢したり卑下したり、よそのお子さんをどうこう言うなどもってのほか。

たった一度や二度の試験で、
その後の人生が決まるなんてことはないし
浪人の苦しい毎日は、大切な試練、きっと財産になります。

みんなのおかげで、にぎやかな晩になりました。


仕事が次々忙しくなったり、
悲しくてたまらない告別式の会場で
ずっと会いたかった方にばったりと会えたり、
今日のようにお客様が来てうちの中を晴れやかにしてくれたり…。

誰かが、沈むいとまを減らすようにしてくれているような気がして、
なんだか近くで見守ってくれている存在を信じたくなります。

春はもう、すぐそこですね。
あと少し、寒さに耐えましょう!

雪かもしれない今年のひな祭りも、意外に楽しいかもしれませんね。