金曜の夜に、

翌日のパーティーのお持たせの仕込みを

かなり気楽に、楽しみました。


肉や魚が焼けるまでのフィンガーフードと

焼く素材の下味など、ごくカンタンな仕込み。



お持たせといっても、完璧でないものでいいんだと思うんです。

衛生的なことは、もちろん気をつけないといけないけれど。


わざわざ一から買い揃えずでも

たとえばうちにあるスパイスやハーブ、薬味に合わせて肉や魚介を選ぶとか、

冷蔵庫にある野菜をマリネするとか、作り置きに何かプラスしてアレンジするとか、

おいしいパンを買うついでにハーブバターやアンチョビバターを作ってゆくとか、

生野菜に、バーニャカウダソースやドレッシングを作って添えるとか。


招くほうも、招かれるほうも

気負わないのが、やっぱりいいんでしょうね。


とりあえず思いつくままに

夜のキッチンで色々マリネやおつまみを作っていたら、

悪いくせで、とまらなくなりました。

あんまりたくさん持っていって気を遣わせてしまったらいけないけれど、

でも、もって行くかは別にして、

何かが見つかるかもと、そのままやってみることにしました。



帆立貝柱に、塩少々とおろしにんにくをまぶしたあと、

ワインビネガーとオリーブ油を1:3くらいでかけ、

多めのパプリカ(スパイス)を混ぜます。

帆立8個に大さじ1くらいで十分。

ミルサーでクミンをすり、ひとつまみ。

それに合わせてガラムマサラとチリパウダーも、ひとつまみ。



cocorofood  ~こころに効く  料理とできごと~


このまま持っていって、着いた先でさっと焼けば出来上がり。

焼き上がりにヨーグルトをかけるのもいいですね。



玉ねぎがいっぱいあったので、

ぬらしたペーパーの上からホイルで包み、

250℃のオーブンで1時間焼きっぱなしに。


cocorofood  ~こころに効く  料理とできごと~


ペーパーがきれいなオレンジ色に染まっています。

皮をむき、やけどしそうなほど熱いうちに切り分けて、

作り置きのビーツのマリネに混ぜ合わせます。

色は瞬時に着き、味は冷めるうちに入って行きます。



cocorofood  ~こころに効く  料理とできごと~


このビーツも、同じように皮ごと一時間焼きっぱなしのあと、

手が染まるので、流水の下で急いで皮をむき

スライスして、

先日仕事でカイロプラクターの方に教えて頂いた

紅芋酢とオリーブ油、岩塩で漬けておいたものです。

このお酢は、アントシアニンたっぷりだそうですよ。


でもこのマリネは、お酢が少な目のほうが、

焼きビーツの焼き芋のような風味が消えなくていいと思います。

その分バジルやミントを刻んで混ぜて、全体の味わいをすっきりとしめてみました。


そのほかにも、パルミジャーノをおろして小さく丸く焼いて、

薄い薄いかりかりチーズを作ったり、

鯛とライムのセビーチェにアボカドを入れてみたり。

ピクルスやキノコのマリネを味見する頃には、

もうおなかがいっぱいでした。


仕事と同じようで、でも違うなあと思うのは、

自由に思いつくまま、形作ってゆけるところにあるのかもしれません。

とにかく楽しくて、疲れも感じずにいつしか深夜に。

きりがありませんでした。


鶏肉と豚肉に下味をし終えて、

全部を冷蔵庫に入れたら、

NHKで、ビートルズの面白いドキュメンタリーが始まって・・・

少し早めに寝るはずが、

またしても、これを書きながら、聴きながらの夜更かしになってしまいました。


最近NHKは、特に深夜は面白いです。


こんなのどうかなという思いつきメニューも

テレビを見ながら記録できたので、もうそろそろ寝ま~す。


あしたは暖かくなりますように。