心に浮かんだ言葉を「心の言葉」としませんか?
そしてそれを「気づき」としませんか?
皆同じなんだな・・・
と思えたら勇気も希望もこの地域で生かせそうではありませんか。
・・・・さあ、一緒に。
「1840年6月28日ここにその最初の幼稚園(キンダーガルテン)を設立す。」
ドイツ ブランケンブルヒのある古い建物の壁に記されています。
今からさかのぼること160年以上も前、ドイツの教育者フリードリッヒ・フレーベルが幼児教育のための施設としてキンダーガルテンという名称を考え、幼児の教育の重要性を唱え、実践し、この呼び名が世界中に広まりました。ただ、この表示の正確さの精密度は低いようです。というのはフレーベルがその建物で「キンダーガルテン」を始めたのは事実ですが、実際にはそれ以前からフレーベルの幼児教育は実践されていました。また、フレーベルが教育者を志すきっかけとなった人物、ペスタロッチはフランス革命で親を亡くした子ども達の孤児院で教師をしたり、いくつかの学校を設立したりとすでに所謂キンダーガルテンは存在していました。
両氏とも全ての子ども達が健やかに育ち、教育が受けられることを何よりも望んでいました。そして、その指導者として女性を積極的に養成しました。幼稚園の教師になることを希望する女性は多く、次第に専門職として認められるようになるのですが、まだ女性が学問を学んだり、職業を持つという習慣が無い時代のことです。
日本の幼児教育の父といわれた倉橋惣三氏はフレーベルのキンダーガルテンには「・野生ではない自然がある・温室ではない培養がある・放任ではない自由がある・抑圧ではない管理がある・強要でない期待がある」と言っています。倉橋氏は「真綿で背中を押すように子ども達を見守り導けば、子ども達は自分の力で自身を持って困難に立ち向かい乗り越えられる。」とも言っています。
こころ苑は北軽井沢の「キンダーガルテン」です。365日24時間子どもにとって親にとって必要な時にそこにあります。霜田さんは指導者として子どもを思い通りに動かそうとはしていません。危険のないように見守っていれば、子ども達は自然に子供同士でルールを理解していくと言います。また、子どもだけでなく親も子育てに負担感を持つことなく、子どもをとおして学びながら、幸せな日々が送れるようにと心を注いでいます。
さて、ペスタロッチ、フレーベルの話題に戻りますが、この両氏の晩年は政治的な都合でキンダーガルテンや学校を閉鎖されたり、身勝手な親の要望が蓄積しその対応等で激務が続き身体を害したりと決して幸福なものではありませんでした。しかし、その「こころ」は現在も引き継がれ、生きています。
私は「こころ苑」が静かに継続していくこと、そして霜田さんの健康を願い、見守りたいと思っています。
皆さんも是非一度「こころ苑」を訪れてみてください。   M.T

 *Tさんよりいただいたお便りを掲載しました。

北軽井沢は温度差がすごい・・・だからおいしい野菜が採れますよ。

じゃがいもは芽が出るのを楽しみにしている状況です。

農園担当は「雅樹君」です。彼は美容師ですが、

いい腕を持っていますが・・・何故か「食」の世界に入りました。

「須原のおじいちゃん」が雅樹君を育ててくれています・・・。

ここに登場する人々はとても魅力的です。

面白くて、何かを愛していて、

その一つ一つをこころ苑にプレゼントしていただいているようです。

ハーブや野菜は7月~9月まで実り続けますよ、

農園は146号線沿いです。お立ち寄りください。

また書きますので・・・乞う御期待。